登山日記
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吾妻山(2,035m) 平成17年10月10日 曇り
まえがき・・・10月8日吾妻小富士の紹介ページで書いたように、吾妻山は吾妻連峰と呼ばれる東西20Km 、南北15Kmほどの山群の総称をいう。この山群は火山で、東吾妻火山と西吾妻火山に分けられる。今日は、吾妻連峰の最高峰である西吾妻山(日本百名山)に登り、4日間の東北の山旅を締めくくろうと思う。

【写真】天元台ロープウェーを利用

白布温泉にある白布湯元駅から天元台ロープウェーとリフト3基を乗り継いで終点の「北望台」まで標高を上げる。

8時20分のロープウェーに乗って、リフト終点の北望台に着いたのが9時4分なので、結構時間がかかる。




この時期の夏リフトは、天気がよければ爽快だがガスっていると体が冷え込んでしまう。
リフトに乗り込む前に一枚着込んだほうがよい。

リフト終点「北望台」登山口 9時4分スタート


【写真】池塘群を抜けていく

登山口から15分も登ると石のごろごろした「かもしか展望台」に着く。
見晴らしが期待できるポイントだが、あたり一面のガスで展望はない。

吾妻連峰特有の池塘の中をぬって歩いていく。
草原状の池塘群を抜けると、ぬかるんだ登山道に変わる。



梵天岩からばんざ〜い 梵天岩から西吾妻山を眺める女性

ふた登りほどで「梵天岩」
大きな石がごろごろと積みあがっている。
ここが頂上かと見間違うぐらい、とにかく広い。

ガイドブックなどには、ここから眺める安達太良山や磐梯山が素晴らしい・・・とある。
石の上に描かれた赤い矢印どおりに進んでいくと、吾妻神社がある。そこに「西吾妻小屋経由西吾妻山」とあったので遠回りになるため、天狗岩のほうへ少し戻り最短コースを探す。



【写真】西吾妻山頂(日本百名山)

梵天岩からぬかるんだ道を下ってひと登りすると吾妻連峰最高峰の西吾妻山 10時25分 

残念ながら周りは樹林帯で展望はない。

狭い山頂に登山者が殺到しているので、すぐに梵天岩まで戻る。

【写真】濡れた木道にご用心!

梵天岩で昼食をとり、下山にかかる。

広い湿原を抜けて、濡れた下りの木道の最後の階段で足を滑らせて尾てい骨を思いっきり打った(>o<)
足元には注意していたのに、油断大敵である。






12時10分 リフト乗り場着

下りのリフトからは、天元台高原の紅葉とガスの合間から広がる山並みを満喫することができる。
ロープウェー終点の湯元駅からは、すぐ下にある日帰り温泉に立ち寄り、湯船に浸かりながら4日間の山旅に思いを巡らせていた。
反省点もいくつかあった。

仙台空港に向かう途中、蔵王がよ〜く見えた。
次は「蔵王と月山だ!」と早くも来年の計画にわくわくするのだった。


(談)

今回の東北の山旅は、登山口所在地が福島県と山形県にまたがっていたので、その地特有の温泉と郷土料理を味わうことができました。吾妻山をはじめ、安達太良山、磐梯山は女性的で柔らかな山群なので、時々足を止めながらゆっくりと歩くことをお勧めします。日常のストレスが溜まってきた時などは癒されますよ(^-^)

コース紹介マップ
 

<参考コースタイム>

◆8時20分 ロープウェー乗り場「湯元」駅 →9時4分 リフト3基乗り継いで登山口着→9時20分 分岐→10時梵天岩 →10時25分 西吾妻山 
◆10時35分 西吾妻山スタート→10時55分 梵天岩 →11時48分分岐 →12時10分 リフト乗り場→13時30分 ロープウェー乗り場「湯元」駅着

歩行時間:登り1時間20分(リフト終点から) 下り1時間40分(昼食時間20分含む)
行程時間:約3時間

◆登山形式:ピストン形式
コース紹介マップ


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