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安達太良山(1,700m) 平成17年10月7日 曇り | ||
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まえがき・・・福島県二本松市の西にゆったり聳える安達太良山は、高村光太郎の「智恵子抄」で一躍有名になった山だが、平成9年に沼ノ平で4人の登山者が毒ガスで命を落としていることからも分かるように今も活発な噴火活動を起こしている成層火山群である。 |
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![]() 名古屋空港セントレアから福島空港へ降り立ったのが9時15分。 空港でレンタカーを借りて安達太良山の登山口「奥岳」へ向かう。 途中、コンビニで食料を仕入れ、奥岳登山口に着いたのが11時。 ゴンドラリフト「あだたらエクスプレス」に乗り込んで展望台まで上がる(片道800円、往復1500円) |
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![]() 11時40分 ゴンドラ降りて展望台からスタート。 展望台が標高1350mなので、標高差350mほどの登りとなる。 山の稜線はすっかり秋色だ。 |
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![]() 展望台から30分も歩くと「県民の森」分岐と出合う。 ここからは視界が開けて安達太良山の広がりを味わうことができる。 |
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![]() 途中、小学生登山の団体とすれ違う。 みんな元気だ。 引率している先生のほうがお疲れモード(^-^) ごくろうさまですm(__)m |
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![]() 赤く色づいたナナカマドだけが、ガスった展望を明るくしてくれる。 |
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![]() 山頂部にさしかかるところで、くろがね小屋へ下る分岐点に出る。 ここはガスが出ると迷いやすい。 間違って沼ノ平へ下りたりすると危険でもある(有毒ガス発生箇所) ガレた道をさらに登っていくと安達太良山頂。 |
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![]() 【写真】安達太良山頂 12時40分 ザックをおいて記念撮影。 さらに溶岩の突起したクサリ場をよじ登って「乳首」と呼ばれる最高地点に出る。 この「乳首」は、周辺の山から安達太良山を眺めたとき、すぐに認められるほど特徴のある形(円錐型)をしている(俗称:乳首山) ガスっていなければ、明日から登る予定の吾妻小富士、一切経山、磐梯山、吾妻山・・・などたくさんの名山が同定できただろうに・・・残念である(>o<) |
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![]() 後ろ髪を引かれながらも下山することに・・・ 途中から、周辺のガスが切れてきたので、薬師岳展望台へ立ち寄ってみることにした。 ゴンドラ乗り場からすぐのところにある。 |
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![]() 【写真】薬師岳展望台からの紅葉 薬師岳展望台からの眺めは抜群である。 ガスを一掃することはできないが、紅葉した山並みを一望するには十分すぎるほどの広がりを見せている。 ただひとつ、乳首の形をした安達太良山を見られないのがすっご〜〜く残念(>o<) |
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![]() 標・・・「この上の空がほんとの空です(二本松市)」 智恵子は東京に空が無いといふ、 ほんとの空が見たいといふ。 ・ ・ ・ 智恵子は遠くを見ながらいふ、 あだたら山の上に 毎日出ている青い空が 智恵子のほんとの空だといふ。 高村光太郎「智恵子抄」 機会があったらもう一度安達太良山を歩いてみたい・・・そして、本当の空を私もみたい・・・と。 |
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(談) 晴れれば名山、ガスればただの山。というけれど、ほんの一端を垣間見ただけでも、「この全容を見ずして人生終わったら、何とももったいない!」と悔しがらせる山が「本当の名山」ではないか、と思いました(ひとりごと) |
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コース紹介マップ |
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<参考コースタイム> |
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