登山日記
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大菩薩岳(嶺)2,057m 平成17年5月21日 晴れ

まえがき・・・大菩薩岳は大菩薩嶺(だいぼさつれい)ともよばれ、中里介山の小説で一躍有名になった山である。富士山展望の山としても知られ、ゆるやかな尾根歩きが楽しめ入門者におすすめの2000m峰である。

福ちゃん荘 福ちゃん荘横の分岐
【写真】福ちゃん荘

大菩薩岳への登山コースはいろいろあるが、上日川(かみにっかわ)峠からだとその先の「福ちゃん荘」まで車が乗り入れできる。
ただし、同乗者全員が福ちゃん荘を利用することが条件である(宿泊、食堂、売店の利用)
歩行時間30分をカットするかどうかは登山者次第(^-^)
8時 スタート 標高1700m


富士見山荘 富士見平の富士
【写真】富士見山荘

福ちゃん荘からは、大菩薩峠を先に目指し、唐松尾根を下ってくる左回りコースを選択。

福ちゃん荘から車道を5分も歩くと富士見山荘。昔懐かしいカントリー調の山小屋だ。
富士山がよく見える展望台もある。



【写真】大菩薩峠にたつ介山荘

富士見山荘からは登山道らしくなり、コナラ、ミズナラ、イラモミ、ダケカンバなどの樹林帯の中に、白い花をつけたタムシバを見つけながら登っていくが、ゆるやかなので息が切れない。

8時40分 大菩薩峠

【写真】大菩薩峠

大菩薩峠にたってみると、なかなかの山であることがわかる。
山頂まで富士山をずっと拝みながら尾根歩きが楽しめるのだ。





【写真】親不知ノ頭

峠から親不知ノ頭まで登ると、さらに上日川ダムと富士山がよく見えるようになる。西方には、甲斐駒、北岳がまだ雪を抱いたままだ。


【写真】親不知ノ頭から峠を見下ろす


親不知ノ頭から大菩薩峠を見下ろすと、介山荘の全容がわかる。
日帰りをせずにここで宿泊して、山の夜明けを楽しむ登山者が多いのも頷ける。






【写真】賽ノ河原から雷岩へ続く稜線

親不知ノ頭から少し下ると、中間点の標高1950mの賽ノ河原。
市営休憩所も建っている。

賽の河原からは、妙見ノ頭の山腹を横切って雷岩へ向かう。



【写真】唐松尾根との合流点

9時40分 雷岩

ここで、唐松尾根からのコースと合流する。
上日川ダムの背後に美しい富士山の姿が・・・

雷岩にザックをデポして大菩薩岳へ。


【写真】大菩薩岳

雷岩から7分程度で山頂。

9時50分 大菩薩岳(嶺)

周りが樹林に囲われ、展望はないが二等三角点がある。


【写真】大賑わいの雷岩

雷岩に戻って、富士山を見ながら仲間と「大菩薩ワイン」で乾杯。(福ちゃん荘でゲットしたワイン)

お昼近くになると、ぞろぞろ登山客が登ってきて、山の賑わいとなった。


11時20分 下山開始
12時 福ちゃん荘帰着


(談)期待を裏切らない山でした。首都圏からも近く、山の入門者コースとしてガイドブックに紹介されているので、登山者の半分は運動靴でした。「展望が命」のこの大菩薩岳に行かれる方は、天気の良い日を見定めて行ってください(^o^)

コース紹介マップ

<参考コースタイム>

◆8時 福ちゃん荘スタート、大菩薩岳 9時50分着
◆11時20分 雷岩スタート 福ちゃん荘 12時帰着

・福ちゃん荘(40分)大菩薩峠(35分)雷岩(7分)大菩薩岳(5分)雷岩(40分)福ちゃん荘

・歩行時間 登り/1時間22分 下り/45分
・行程時間 4時間

◆登山形式:周回登山


コース紹介マップ

<アプローチ>
中央高速道の勝沼ICを下りたら、塩山市に向かう。塩山駅前を通り越して大菩薩ライン(国道411号線)に乗ると右手に「大菩薩の湯」があり、少し走ると「大菩薩嶺」の指導標が出てくるので右折する。山道をくねくね走ると上日川峠。大駐車場があり、ロッジ長兵衛が建っている。たいていの登山者はここからスタートするが、その先の福ちゃん荘まで車は乗り入れできる。ただし、福ちゃん荘を利用することが条件。

<日帰り温泉>
大菩薩の湯 

  • 登山口(上日川峠)から411号線に合流して、5分程度塩山市に南下したところ。
  • 営業時間:10時〜21時(火曜、年末年始、祝日の翌日休み)
  • 入浴料:600円
  • シャンプー、石鹸あり

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