登山日記
登山日記のメニューへ

剣山(1,955m) 平成17年4月30日 晴れ

まえがき・・・剣山は、四国に2つある百名山のうちの一つである。剣という名前の由来は、安徳天皇の御剣を山頂に埋め、これをご神体としたから、剣山と呼ばれるようになったという。

剣山登山口【写真】見ノ越登山口

前日に四国の香川県に入り、栗林公園と丸亀城を見物してからR438を南下して、登山口近くの「ラ・フォーレつるぎ山」で一泊する。
朝はのんびり出発して、「ラ・フォーレつるぎ山」から車で10分ほど走って登山口の見ノ越に着く。

8時 スタート。


剣神社【写真】剣神社の石段を登っていく

見ノ越からリフトを利用すれば登山は簡単になるが、やはりここは歩くことにする。
剣神社の石段からはじまり、山桜の咲く森の中を経てリフト終点駅の「西島」に着く。
ここまで約40分。



西島【写真】リフト終点駅の「西島」

西島で一息入れる。
山頂部を見やると、「雲海荘」の青い屋根が見える。

ここから山頂部へ向かう道は何本もある。
どれを選んでも大差はないが、最短でいけるコースを選ぶ。



刀掛ノ松【写真】刀掛ノ松

昔、刀をこの松の木に立て掛けて休憩をとったのか、「刀掛ノ松」と命名された休憩ポイントがある。



剣山本宮へ【写真】剣山本宮へ

刀掛ノ松からしばらく整備された登山道を登っていくと石段が見えてきて、登りきると「剣山本宮」の前に出る。

本宮の隣には剣山頂上ヒュッテがあり、休憩や食事もとれる。



【写真】剣山本宮横の石段を登って頂上へ

剣山本宮の前で手を合わせ、本宮と剣山頂上ヒュッテの間の石段を登りきると山頂部に出る。


宝蔵石【写真】宝蔵石

本宮の後ろにある大岩が、安徳天皇の剣を埋めたという宝蔵石
ご神体にもなっている。
これが、「剣山」命名の由来になったことが後から調べてわかった(^^;A(登る前によく読んでおくべきでした)





ミヤマクマザサの広がりの中に何本も敷いてある木道を歩いて行く。
剣山頂上から望む次郎笈(じろうぎゅう)
標高1929m


徳島県在住の木内豊志さんが冬の次郎笈の写真を送ってくださいました! 
南国徳島でも冬はアルプスみたいですね。
(2005年1月3日撮影)


剣山頂上の一等三角点 山頂表示
9時20分 山頂到着!

剣山頂部は、四国の山並みがグルッと見渡せるほど素晴らしい展望台になっている。

剣山頂上ヒュッテの青い屋根【写真】剣山頂上ヒュッテの青い屋根

ベンチで「ラ・フォーレつるぎ山」で拵えてもらったおにぎりを食べながら、四国山系遠望を満喫する。



【写真】巨石群

下りは、巨石の立ち並ぶ大剣コースを選び、大剣神社に立ち寄り、下山の無事を祈ってから見ノ越駐車場まで一気に下りた。


(談)剣山という名前を聞くと山頂部が屹立しているのではと単純に思いがちですが、猛々しいところは微塵もなく、なだらかなクマザサ原が一面に広がっていて、まるで高原のような印象でした。剣山の頂上部は「平家ノ馬場」ともいい、その昔平家落人伝説に彩られた山と里なんだそうです。NHKの大河ドラマを思い出しました(^-^)

コース紹介マップ
☆★寄り道紹介★☆
かずら橋奥祖谷「二重かずら橋」

剣山を源とする祖谷(いや)川の清流をまたぐ奥祖谷かずら橋です。
その昔、平家の落人が源氏の追っ手をふせぐため、いつでも切り落としができるように「しらくちかずら」でつくった橋といわれています。
★歩くとき、下を見ると結構スリリングですよ〜。女の子がキャ〜キャ〜言ってました(^o^)/

<参考コースタイム>

◆8時登山口スタート、山頂9時20分着
◆10時山頂スタート 登山口11時帰着

・登山口(40分)西島(35分)剣山(60分)登山口

・歩行時間 登り/1時間15分 下り/1時間

◆登山形式:往復登山
コース紹介マップ


登山日記のメニューへ