登山日記
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 西穂独標(2,701m) 平成17年3月19日 快晴
まえがき・・・ロープウェーを使えば本格的な冬のアルプスが短時間で味わえるのが西穂独標である。新穂高温泉バスターミナルには冬期のみの登山者用駐車場が設営されていて、3連休の初日とあってほぼ満車状態だった。昨日は雪模様だったので西穂山荘までのラッセルが大変だろうと思い、始発ロープウェーは避けて9時45分発で千石園地(標高2156m)へ入った。

千石園地は観光客でいっぱい。
千石園地から1時間ほどの登りで西穂山荘へ
焼岳が目の前に聳える。


稜線にはエビのシッポが見られる。
丸山まで長い登りが続く。
アイゼンつけて一歩ずつ進んでいく。


独標の手前よりだんだん厳しさが増してくる。 独標で記念撮影思ったほど寒くないが、
下りが心配で気もそぞろ、落ち着かない。


最初の下りは後ろ向きで。
2年前の同時期には感じなかった恐怖を初めて感じた。ひさびさにびびった〜。
稜線上から撮影した笠ガ岳。
どこから見ても笠の形をしているのですぐにそれと分かる。


抜戸岳〜弓折岳の稜線の背後に
ひょっこり黒部五郎岳が見える。
無事、西穂山荘に戻ると、テントの花盛り。
お手軽に楽しめるアルプスとあってやはり人気が高い。


(談)
北アルプス界隈の天気は最高で、登山者の人出も賑やかなものでした(^-^)
今年になってからまだ本格的な雪山には足を運んでおらず、それなのにアルプスの雪山にいきなり登ったので、独標からの下りではかなり緊張しました(~~;A 鍛錬が足りない自分を思い知った一日でもありました。

<参考コースタイム>

西穂独標
◆千石園地10時20分スタート(ロープウェー9時45分に乗車) 千石園地15時30分帰着(ロープウェー最終は16時30分)
千石園地(65分)西穂山荘(55分)丸山(20分)西穂独標(45分)西穂山荘(50分)千石平

・歩行時間 登り/2時間20分 下り/ 1時間35分(千石園地〜西穂独標
・行程時間 5時間10分

・登山形式:往復

<見所>

☆千石園地から西穂山荘までの樹林帯では、槍ヶ岳〜西穂高まで眺めることができる撮影スポットがある。
☆西穂山荘から西穂独標までの登山道では、笠ガ岳、黒部五郎岳、焼岳、乗鞍岳、霞沢岳、六百山、大正池が遠望できる。
☆西穂独標からは360度の大パノラマ、言うことなしの展望が広がる。

<注意点>

独標に取り付いたら、クサリのついた岩峰を3点支持で登っていくが、雪で滑りやすくなっているので特に下りでは注意を要す!
西穂高岳までは、この時期は上級コースとなり、ベテランあるいは山岳ガイド同行でないと危険。

12本アイゼン、ピッケルは必携。ストック、ワカン、スノーシューは、雪の状況による。


<アプローチ>

高山市から新穂高温泉へ。この時期ロープウェーの上の有料駐車場は無料で開放されている。

<立寄り温泉>
◆山荘富貴
露天風呂からは錫杖岳が目の前に聳えるのでお勧め。場所は新穂高バス停から中尾温泉に向かう途中、左手に北アルプス大橋に行く分岐に「山荘富貴」の標識があるのですぐわかる。
・入泉料:700円
・シャンプー、石鹸あり


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