登山日記
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鳳来山(684m) 平成16年12月25日 晴れ
まえがき・・・鳳来寺山といえば、愛知県の名峰としてよく語られる山である。最近では、岩崎元郎さんが選んだ「新百名山」の中に愛知県の山として唯一選定された。

【写真】鳳来寺山

紅葉の美しい時期を終えた鳳来寺山の参道は人気(ひとけ)がなく、自然科学博物館から仰いだ鳳来寺山もどことなく淋しげである。

三ノ門から表参道に入り、一ノ門の大きな駐車場に車をとめて出発。




【写真】1425段の石段がはじまる

舗装された表参道を歩く。
道端には芭蕉、山頭火、牧水が来山した時に詠まれた句碑が建てられている。歴史の足跡を感じる瞬間だ。
ただ、土産物屋、料理屋、旅館が参道に建ち並ぶが、人の出入りはほとんどなく閑散としていてさびれた印象はぬぐえない。

10分も歩くと1425段の石段がはじまる登山口に着く。
10時 スタート


【写真】本堂

1651年完成の国指定重要文化財(昭和28年11月)に指定された鳳来寺仁王門をくぐって、名木百選に選ばれている「傘すぎ」を過ぎるとやがて鳳来寺本堂に到着。

真言宗五智教団の本山で、702年文武天皇の勅命により利修仙人が開山した歴史ある寺院だ。

本堂からさらに急な石段を登り、勝岳不動に出る。
六本杉を過ぎるとやがて奥の院に到着し、展望が広がる。





【写真】奥の院


裏手の展望台に出ると奥三河の山々が広がる。




【写真】鳳来寺山頂

奥の院から山頂まではゆるやかな登りで、7分で到着!

展望はあまりよくない。
宴会をしているグループがいて、落ち着かないので長居はせず天狗岩へ向かう。




【写真】天狗岩

山頂からは下り一辺倒で、
本コース一番の展望地「天狗岩」に到着!

流紋岩と松脂岩からできていて、下界から眺めると天狗の鼻のように出っ張っているので名付けられたそうだ。

単独登山者は一様にここで休憩。
のどかで、ゆるやかに時間が流れていく。





【写真】鷹打場


天狗岩から鷹打場の分岐まで20分。
往復5分なので鷹打場まで下ってみる。
静岡側の展望が広がる。




【写真】東照宮

鷹打場から分岐まで戻り、徳川家康ゆかりの東照宮へ急ぐ。
1651年創建国指定重要文化財だ。
東照宮からは本堂へ戻り、また1425段の石段を下って駐車場へ戻る。

13時45分 到着
(談)

老若男女が麓から山頂までのんびり、じっくり楽しむのに適した山でした。11月の紅葉の時期は、カメラ片手に1425段の石段が苦労なく登れることでしょう(^-^)
コース紹介マップ
 

<参考コースタイム>

一ノ門駐車場→(8分)→登山口・石段登り→(33分)→鳳来寺山本堂→(30分)→奥の院→(7分)→鳳来寺山頂→(22分)→天狗岩→(20分)→鷹打場分岐→(鷹打場往復5分)→(15分)→東照宮→(5分)→鳳来寺山本堂→(20分)→登山口→(5分)→駐車場

登り 1時間18分
下り 1時間32分
行程時間4時間(歩行時間2時間50分)

◆登山形式:周回登山

コース紹介マップ

<見所>

史跡をたずねながら歩くと楽しいコースです。奥三河、静岡県境の山々が一望の元。

<アプローチ>

豊川ICを下りたら、151号線をひたすら北上します。「鳳来」への指導標が至るところに出ているので迷うことはありません。また、鳳来寺山パークウェー方面へ走っていきますが、最終的にはパークウェーには入らないのでご注意!

<日帰り温泉>
赤引温泉
湯谷温泉


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