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霧島山(1,700m) 平成16年11月20・21日 晴れ | ||||||||||||
1日目【高千穂峰1,574m】 |
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霧島山は、約25の火山からなる山域の総称をいう。宮崎県と鹿児島県の県境にそびえ、最高峰の韓国岳(からくにだけ)をはじめ、獅子戸岳、新燃岳、中岳、天孫降臨神話の地・高千穂峰と連なっている。 |
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【写真】高千穂河原ビジターセンターから高千穂連山を仰ぐ 空港での一波乱が終幕してからレンタカーを借りて、高千穂河原ビジターセンターへ向かう。 大駐車場から高千穂連山がよく見える。 高千穂峰は天孫降臨の地として、標高こそ韓国岳に劣るものの、霧島連山の主峰の風格を備えているので、登山者の人気が高い。 11時50分 スタート |
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陽気のせいか、季節はずれの「ミヤマキリシマ」を見つける。(内心キリシマミツバツツジかもしれない・・・とも思う・・・葉がないので定かでない)) |
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【写真】赤茶けた登山道 この辺りの土壌は鉄分を多く含んでいるので赤茶けている。 登山道脇につづくミヤマキリシマやキリシマミツバツツジの本数を見れば、5月下旬頃から、一面に広がるピンク色の美しい花の絨毯がいっせいに香りたち、それはそれは見事な回廊になるのでは・・・と想像に難くないほどだった。 |
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【写真】御鉢の向こうに高千穂峰がのぞく 12時44分 御鉢 白い噴煙をあげている御鉢の前で腰を下ろす親子。 やっと高千穂峰の頭が向こうに見えてきた。 |
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【写真】鉄分を多く含んだいくつもの赤い層から成っている 御鉢に沿って登山道はつけられている。 一旦、御鉢から下って、ざれた道を登り返すといよいよ高千穂峰だ。 |
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【写真】高千穂峰山頂 13時20分 高千穂峰山頂 なぜか日の丸が揚がっている。 |
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【写真】霧島神宮古宮跡へ下りる 山頂でのんびりお弁当を食べていたら、寒くなってきた。 下りは往路を戻り、最後の分岐で霧島神宮古宮跡へ向かう。 こちらの鳥居のあるほうから登るのが正道だったかもしれない。 国の創めの神話と伝説の最高点に立つ、とはこんな気持ちなのかな・・・感慨深い一日だった(^-^) 14時50分 高千穂河原ビジターセンター帰着 |
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(談) 9時10分鹿児島空港に到着した途端、火災警報が発令されて空港内の乗客はおろか空港関係者全員が外へ避難させられました。クロネコヤマトのカウンターで事前に送っておいた山道具一式を受け取らなければ出発することができないのでいらいらはつのるばかり。地下のボイラー室から煙が出たらしく、消防車・パトカーが慌しく行き交う中、何をするでもなくただひたすら鎮火(煙?)を待つしかなかった。結局一時間後に避難解除が出され、やれやれ・・・出だしからさい先悪いわ・・・と気持ちを引き締めなおしたのでした。 |
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2日目【韓国岳1,700m】 |
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【写真】えびの高原から韓国岳をみる 2日目も最高の山日和(^-^)V きょうは、大浪池に車を置いて、林田バスでえびの高原の先の「不動池」まで移動し、こちらから登り、周回して大浪池に下山してくることにした。 不動池から少し先に野生の鹿がいて、人馴れしているのか逃げずに近寄ってきた。 かわいい〜〜♪ |
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【写真】不動池登山口 8時25分 スタート 溶岩のゴロゴロした急坂道をジグザグに登っていくと視界が開けて、背後にえびの高原一帯が見えてくる。 |
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【写真】高千穂峰がみえる さらに溶岩の露出した火口壁に沿った登りとなり、左手に火口内部が見下ろせるようになる。 右から大浪池からのコースと合流すると9合目。 |
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神秘的なコバルトブルーの大浪池 はるか向こうに桜島山がうっすらと見える 美しい高千穂峰を眺める |
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【写真】霧島山の最高峰「韓国岳」 9時33分 韓国岳 素晴らしい眺めが広がる、広がる、広がる! 山あり、火口湖あり、高原あり、温泉あり、ミヤマキリシマあり・・・霧島山一帯が早くから国立公園に指定されたのもうなずける。 豊かな自然の変化にめぐまれ、国の創めの伝説の地とあれば、なおさらだ。 |
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【写真】大浪池を巡るコースへ たっぷりと眺望を楽しんだら、今度は大浪池へと下りる。 下山道はしっかりと整備されていて、急だが子どもでも安心して歩ける。 鞍部まで下りきった所に韓国岳避難小屋がある。 そこから大浪池の右コース、左コースに分かれる。 どちらでもその日の気分で気に入った方を選べばよい。 私たちは右周りを選んだ。 池端まで少し登るが大した登りではない。池の周りにつけられた平らな登山道脇にはやはりミヤマキリシマの群生地がある。 池を半周したら、今度は下りになる。 |
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【写真】素晴らしい景観の大浪池と韓国岳 左周りのコースと合流した地点で休憩。 11時7分 大浪池休憩舎 韓国岳の眺めが実に良いビューポイントだ。 誰もが一息いれたくなる。 ここからは15分ほどで大浪池登山口。 車をデポしておいた場所だ。 11時48分 大浪池登山口帰着 |
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(談) 時間だけみるとあっけないコースに思えますが、実際には短い時間の中に感動がいくつも詰まっていました。 えびの高原から登って、大浪池に下りてくるコースはお勧めです。高原歩き、溶岩道、眺望、火口湖めぐり・・・と登山者を飽きさせません。 |
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コース紹介マップ |
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