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雨飾山(1,963m) 平成16年11月6日 晴れ | |||||||
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まえがき・・・深田久弥氏が3度目でやっとその山頂を踏むことができたという「久恋の頂」雨飾山。 登山道は「表」といわれる新潟県・雨飾温泉からと「裏」の長野県・小谷温泉からがある。 さわやかに晴れ渡った秋空のもと、名峰をたずねて、胸は膨らむばかりだった。 |
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![]() ひさびさのグループ登山。 午前3時に羽島市で集合して、羽島ICから中央高速にのり豊科ICで下りる。 大町市〜白馬村〜小谷温泉と経て、午前7時半頃雨飾高原キャンプ場にある登山口に到着。 |
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![]() 雨飾山の駐車場は広々としていて、トイレも完備されている。 7時45分 スタート(標高1165m、距離にして4400m) トイレ横から一旦下り、木道伝いに大海川の湿地帯を歩いて行く。 |
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![]() すっかり秋色にお化粧した風景をみて、足元がルンルン軽くなってくる。 この湿地帯は、雪解けの5月中旬頃から6月下旬頃まで、ミズバショウの群生で辺り一面白くなる。 |
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しばらく樹林帯の急登が続く。 急登が終わってなだらかになると、道はところどころぬかるんでいて足元を取られそうになる。 荒菅沢の下りに差し掛かるところで、目の前に巨大な岩壁が現れる。 雨飾山の稜線だ。 あまりの素晴らしさにグループ全員が息を飲むV(^o^)V感動! ※布団菱(フトンビシ)と呼ばれる大岩の表面には布団の縫い目のような菱型の線がいくつもついている。登山道の途中からもっと近づいて眺められる。 |
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![]() 9時20分 荒菅沢出合 水場もあり、休憩するのにちょうどよい。 この出合から望む雨飾山は尖って見えるが、実際にはなだらかな双耳峰なのである。 ※谷に雪が詰まった5月頃に、この沢を登りつめて雨飾山頂までダイレクトにいくことができるらしい・・・ |
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![]() 荒菅沢を渡渉して、対岸の尾根に取り付く。 再び樹林帯の急勾配となる。 ときどき後ろを振り返っては戸隠連山の最高峰「高妻山」を仰ぐ。 |
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![]() 辺り一面笹原の「笹平」に出ると、荒菅沢出合から見た「フトンビシ」がもっと近くから眺められる。 なるほど、岩の表面に菱形のステッチのような線が無数についている。 笹平を登り切ると主稜線だ。 10時50分 |
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![]() 白馬連山の最北端にある「朝日岳」はもうすっかり冠雪していた。 |
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![]() 新潟県・雨飾温泉へのコースを右に分ける分岐でみつけた名残雪。 |
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![]() 笹の海原から今度は岩場の急斜面を登り切ると山頂。 双耳峰の真ん中に出る。 右手の北峰には「雨飾山姫神」が左手最高点の南峰には「雨飾山大神」が祀られている。 11時18分 雨飾山 |
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![]() 白馬連山・・・息を飲む美しさ・・・ 遠くは、槍ヶ岳までみえた。 |
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![]() 歩いてきた笹平にコースがはっきりついている・・・ 焼山と火打山がひょっこり顔を出しているのが猫の耳みたいでなんともかわいらしい・・・ ※焼山は現在入山禁止 |
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![]() たっぷりと眺望を楽しんだら、往路をもどる。 12時12分 山頂スタート 13時18分 荒菅沢出合 いよいよ終盤にさしかかる。 登山道から見下ろした大海川の湿地帯が西日を浴びてキラキラと輝いていた。 まるで上高地の梓川のようだ。 14時30分 登山口帰着 小谷温泉奥の湯「栃の樹亭」で汗を流し、女性同士の和気あいあいとした語らいに疲れもほぐれ、満足感に浸りながら家路についた。 |
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(談) 荒菅沢から見上げた雨飾山の姿の美しさもさることながら、コースもバリエーション豊かで非常に満足度の高い山でした。 標高は2000mにも満たないのに、山頂から見渡す眺望の素晴らしさにも目を見張りました。 次回は残雪が安定してくる5月〜6月頃に、荒菅沢の雪渓を山頂まで直登してみたいものです。 |
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コース紹介マップ |
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<参考コースタイム>
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