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仙丈岳(3,033m) 平成16年10月10日 晴れ後雨 | ||||||
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まえがき・・・南アルプスの日本百名山の中では日帰りで登れる山として「甲斐駒ケ岳」と並んで人気の高い仙丈岳。男性的な甲斐駒に比べ、3つの顕著なカールをもつ仙丈岳は「女性的でやさしい山」といわれている。今回とったルートは、尾根を歩く小仙丈コースを登りにとり、下りは滝が楽しめる薮沢コースをとり、仙丈岳を丸ごと味わってくることにした。 |
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【写真】黄金色に囲まれた長衛荘 大型の台風(22号)一過で、待ちに待った晴天を期待して早速でかけることにした。 8月の甲斐駒の時と同様深夜2時に岐阜市を出発して、戸台の「仙流荘」に5時30分に到着する。 無料駐車場はすでに満車に近く、かろうじて見つけたスペースに車を止め、始発バスの時間まで仮眠をする。(下の駐車場は空いていた) 6時に切符販売のアナウンスが流れ、身支度をして6時25分発の長谷村営バスに乗り込む。 この日は登山者が多く、3台目のバスに揺られて、北沢峠までバスの旅を楽しんだzzzz 7時10分 北沢峠到着 戸台口〜北沢峠の時刻表はこちら |
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![]() 仙丈岳登山口は、長衛荘前のバス停横からはじまる。 7時20分 スタート 北沢峠の標高は2030mで、標高差約1000mを登ることになる。 小仙丈を通過して仙丈岳までいくコースは尾根上につけられた道なので、森林限界を超えれば視界が広がり、小仙丈からは見事な大仙丈カールが広がる。 |
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![]() 2合目まで30分、3合目までは20分の道のりだ。 シラビソの原生林の中、時折黄色く色づいたナナカマドの葉が景色に色を差す。 今年はどこの山域も「赤」が少ないようだ。 |
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![]() 振り返れば、美しい白砂の甲斐駒ケ岳が朝日を受けて輝いている。 8時45分 大滝頭 馬瀬ヒュッテへの分岐点でもある。 |
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森林限界に近づいてくると、周りの風景もがらっと変わり、南アルプスの雄大な山並みが一つずつ見えてくる。 |
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![]() ゆるやかな尾根道は頂上までつづき、眺望がよく、気分よく歩ける。やがて小仙丈岳があらわれ、そこで一息いれることにした。 |
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![]() 【写真】通過点の小仙丈岳2855m 9時50分 小仙丈岳 小仙丈岳からは、伊那や高遠の街並みが広がり、南アルプスの主要な山はもちろんのこと八ケ岳の最高峰「赤岳」も望めた。 |
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![]() 【写真】撮影ポイントの仙丈カール 見事なスプーンカットのカールである。 |
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![]() 仙丈岳はまだまだ遠い。 小仙丈岳から尾根道をまた歩いて行く。 |
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![]() 仙丈小屋への道を右に分け、さらに頂上直下まで続く平坦な広い尾根道を登っていく。 |
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![]() 【写真】北岳〜間ノ岳の稜線 |
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![]() 10時50分 仙丈岳に到着! 頂上に着いた途端ガスに包まれ、周囲の眺望はなくなる(;o;) 待っていればガスも切れてくるだろうと淡い期待を抱いていたが、強風で飛ばされそうになったのではやばやと下山を決め込む。 11時10分 下山開始 |
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![]() 下山ルートは、薮沢を下って大平山荘前に出るコースをとる。 仙丈小屋に下りると、また視界が広がってきて目の前には南アルプス一険しいといわれる鋸岳が聳え圧倒される。 |
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![]() 小屋前からは薮沢の源流が始まる。 足元を水流にとられないよう慎重に下っていく。 途中から雨が降り出し、傘を差しての山行となった。 12時5分 馬ノ背ヒュッテ ダケカンバ林に囲まれた雰囲気のある山小屋だ。 |
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![]() 薮沢に沿ってつけられた登山道は、登りにとった尾根コースと比べ足元も不安定だ。 薮沢のいたるところに滝があって、一見の価値はある。 |
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![]() ところどころ紅葉に彩られた薮沢渓谷の谷間に甲斐駒ケ岳が聳える。 ガスがかかって残念(-_-) |
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![]() 支沢にかかった木橋を渡って、薮沢から少しずつ離れていく。 広葉樹の黄葉のトンネルをくぐって大平山荘へ。 13時33分 大平山荘着 |
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![]() 大平山荘前でバスは止まってくれないので、さらに北沢峠まで15分ほど山道を登り返す。 13時50分 雨の北沢峠 ちょうど折りよく戸台行きバスがやってきたので、それに乗り込んだ。 14時45分 戸台(仙流荘)に帰着 仙流荘で一日の疲れを流し、まんぞく、まんぞく(^-^) |
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(談) 仙丈岳と甲斐駒ケ岳を8月にセットで登るつもりだったのに、天候不順のためそれぞれ別の日になったわけですが、結果的にこれが幸いして、夏から秋へと季節の移り変わりを肌で感じることができました。仙丈岳も甲斐駒ケ岳も満足感の非常に高い山でした(^-^) |
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☆コース紹介マップ |
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<参考コースタイム>
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