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峰の松目【八ケ岳】(2,567.3m) 平成16年8月21日曇り | ||||||
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まえがき・・・八ケ岳は里から見上げた時に八つの峰を総称して八ケ岳と呼ばれるようになった。赤岳、阿弥陀岳、横岳、硫黄岳、編笠岳、権現岳、西岳、そして8つ目が「天狗岳」か「峰の松目」か、どちらが入るのかは2つの説があるという。最後に、峰の松目だけ残してあったのでずっと心残りになっていた・・・ |
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![]() 登山口の桜平は硫黄岳への取り付きとしては非常に近くて便利なので、最近人気が高くなってきた。 事前にオーレン小屋に問い合わせたら、『はや着きしないと駐車できないよ』と注意された。 前泊地の車山高原を7時30分に出発して、「三井の森」別荘地を抜けて唐沢鉱泉と桜平の分岐点まできたら、ここからはデコボコの林道を走る。 普通車なので、お腹をこすらないよう慎重に運転する(駒ケ根高原の林道で大失敗しているため【失笑】。後からどんどんRV車がきて、先に行ってもらう。こんな時やっぱ車高は高いほうがいいとつくづく思う・・・。 桜平の駐車場は20台位しかおけない。到着した時はもういっぱいで、草地に無理やりとめる。後から1台きたが、これがもう最後のスペースだった。 9時 スタート |
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![]() 最初のポイントの夏沢鉱泉までは林道を歩く。 夏沢の清音を聞きながら歩くので気分は爽快だ。 15分ほどで『夏沢扇滝』 扇の形みたいに広がって落ちてくるから命名されたのかな・・・ |
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![]() 八ケ岳は、主稜線の岩場をのぞけば苔むした神秘的な樹林帯が広がり、水も豊かで、高山植物も多い。 一歩足を踏み入れると、おもわず深呼吸をしたくなる。 元気の源が体全体にみなぎってくるようだ・・・。 |
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![]() マイナスイオンがいっぱいの夏沢。 |
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![]() 9時22分 夏沢鉱泉 登山口から20分程度。 トイレを借りる(100円) 山小屋というより、里の鉱泉といった雰囲気だ。 もっともここまでは車の乗り入れができる(小屋関係者のみ)。 |
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![]() 夏沢鉱泉からしばらくは林道歩きが続くが、じきに登山道に変わる。 ゆるやかにつけられた道は、とても山登りをしているとは思えないほど楽チンだ。 うつくしい構図を見つけては立ち止まってカメラを構えるので、遅々と進まない。 10時10分 オーレン小屋 |
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![]() 夏沢鉱泉と同じくオーレン小屋も自家発電を利用している。 オーレン小屋へくるまでの道中に、発電装置専用の小屋があったが、これは、沢を流れる水の位置エネルギーを利用した超小型水力発電装置だ。 発生した電力は、オーレン小屋の生活排水を浄化する発酵槽維持電力として使用されている。 自然エネルギーを利用したこのシステムは排気ガスや騒音を発生させないばかりか昼夜を問わず稼動して山小屋周辺の自然環境を守りつづけているとか。 |
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![]() ガスが広がってきたので、オーレン小屋では長居をせず峰の松目へ向かう。 キャンプ指定地を通って、硫黄岳との分岐を見やり、峰の松目まで樹林帯の中を登りつめていく。 |
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![]() 峰の松目の尾根上に出たら、根っこだらけの急登が続く。 かなりの傾斜なので、残雪期は滑って登りにくいだろうと思う。 昨年のGWの時、硫黄岳からこの峰の松目へ向かったが『雪が深いため峰の松目へはいけません』という看板が立ててあって断念したが、この傾斜ではなるほど・・・と納得した。 |
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![]() 11時 峰の松目 先客1組あり。 展望はなし。 ※ガスで展望がないのと、樹林帯で展望がないのとダブルの理由で何もみえない 八ケ岳にこの『峰の松目』が入るという説は、登山者からみると山そのものの魅力は薄いけれど、里から見上げた時、硫黄岳から派生するこの峰の松目がとてもスタイリッシュな山に見えるからだと思う。 |
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![]() 左の写真は2003年4月28日に硫黄岳から赤岩ノ頭へ下ってくる時に撮影したもの。 |
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![]() 峰の松目には三角点がある。 多分三等三角点だと思うが、先客者がその三角点に腰を下ろしていたので写真が取れず(;0;) 25分ほど待っていたけれど、一向に立ち上がる気配がないので、仕方なくオーレン小屋に戻ることに・・・ |
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![]() 11時55分 オーレン小屋 ビールを買って、昨日美ヶ原で買った『つがるリンゴ』を八ケ岳名水で洗ってかじる。 う〜〜ん、たまらなくおいしい〜o(^o^)oし・あ・わ・せ・・・ 食後のあとは、のんびり歩いて夏沢鉱泉〜桜平へと戻る。 13時5分 桜平 あいかわらず駐車場の車はまだたくさんあった。もっとも今日は土曜だから、明日下山する人が多いのだろう。 |
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(談) ずっと懸念していた『峰の松目』。この山だけを目的に八ケ岳にくるには少し物足りなかったので、昨日の美ヶ原とセットでできたことで満足感を得ました。これで八ケ岳は完全制覇です。これからは八ケ岳でまだ出合っていない高山植物の季節に足を運んでみたいと思います(^-^) |
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コース紹介マップ |
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<参考コースタイム> ◆峰の松目(八ケ岳) もみの湯(原村八ケ岳温泉)
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