登山日記
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美ヶ原(2,034m) 平成16年8月20日晴れ

まえがき・・・美ヶ原にまたいきたくなりました・・・

【写真】山本小屋から遊歩道を歩いて美しの塔へ

岐阜市を6時に出発して、中央高速を利用して岡谷インターで下り、R142号線を走ってビーナスラインに入る。
途中、和田峠の茶屋に立ち寄って展望台から周りの山を眺めてみる。
蓼科山はもちろんのこと、噴煙をあげている浅間山までよ〜く見える。
空気が澄んでいて、すっかり秋めいてきた。赤とんぼもすでに飛んでいる。
じっとしていると寒くなってくるので車に戻り、美ヶ原へ。
美ヶ原に着いたら、山本小屋の駐車場に止めて王ケ頭へ向かう。

10時40分 のんびりスタート
広大な牧草地の中につけられた遊歩道をゆっくり、のんびり、秋草を愛でながら歩く。

【写真】美しの塔(左の小高い山が王ケ頭)

高原ホテルを過ぎるとじきに「美しの塔」。
2年前には、この塔の鐘の音が牧草地に響き渡ったものだが、現在はもう鳴らすことはできなくなっていた。



【写真】のどかだ・・・

放牧されている牛を眺めているだけで癒される・・・
本来、高原という場所とはそういうものなのかもしれない。
広がりのある空間に身を置いてみると、日頃「きゅうきゅうとしている自分」をより一層強く感じるのだ。

【写真】マツムシソウ

遊歩道一帯にマツムシソウが群生していて、ついつい足を止めてしまう。

秋はこのマツムシソウをはじめ、トリカブト、リンドウなど紫系の花が多くなる。


【写真】王ケ頭ホテルとテレビ中継塔

駐車場からぶらぶらと1時間ほどで王ケ頭ホテル。
ここには各局のテレビ中継塔が建っている。
こうもバラバラに建てなくても、共有して1本だけ建てることはできなかったのだろうか・・・
高原にテレビ中継塔が何本もあるのは目障りでしょうがない(-_-;

【写真】王ケ頭

11時40分
美ヶ原の最高峰2,034mの王ケ頭



【写真】王ケ頭から王ケ鼻へ

王ケ頭から一旦少し下って、王ケ鼻へ向かう。
ヤナギランの見事な群生地を見て、カラマツ林の笹道を抜けたら王ケ鼻に到着。
王ケ頭から約15〜20分ほどだ。

12時 王ケ鼻(2008m) :松本市内が一望のもと(北アルプスはガスの中)

王ケ鼻からの眺めは快適だ。なんといってもお弁当を開くのに最高の場所といえる。
ここまで足を伸ばしたのは正解だった。

一息入れてから、王ケ頭ホテルへまた戻る。
ホテルで軽くおでんと生ビールを飲んで、観光気分を味わう(^-^)
確かに美ヶ原は観光気分でお気軽に何度も立ち寄れる「お手軽百名山」だ。
山用のザックを背負った、いかにも登山靴らしい靴を履いている人(私も含めて)だけが、この美ヶ原が「深田久弥氏が選定した百名山」だと知っているのだろう・・・


 クジャクチョウ(タテハチョウ)科
あれ・・・ 人面顔だ・・・ 羽の裏は黒い・・・


【写真】車山高原のコロボックルヒュッテへ

王ケ頭から山本小屋の駐車場に戻り、扉峠から下ること30分、知る人ぞ知る秘湯の「扉温泉」へ。
たっぷりと流れっぱなしの扉温泉の湯は柔らかくて本当に素晴らしい温泉だった(300円)。

温泉の後は、車山高原へ向かい、コロボックルヒュッテにドロップイン。

【写真】テラスから浅間山が見える

次第にたそがれていくヒュッテのテラスから淹れたてのコーヒーを飲みながら「浅間山」を眺める。

ほっと、こころやわらぐ時間だ・・・


■コース上で出合ったお花たち
【写真】ハナイカリ

アキノキリンソウ、シャジクソウ、ママハハコ、ハクサンフウロ、オヤマノリンドウ、マツムシソウ、ヤナギラン、アザミ、ミヤマタンポポ、アカツメクサ、ツリガネソウ、ウメバチソウ、ウスユキソウ、トリカブト、ミヤマシシウド、クルマユリ、ナデシコ、ウツボグサ、ワレモコウ


(談)
美ヶ原は一人で歩くには淋しいかな〜。ファミリーで、気の合う仲間どうしで、恋人と二人っきりで・・・どんな気分にもピッタリする癒しのスポットです(^-^)V

<参考コースタイム>

◆美ヶ原(王ケ頭)
山本小屋(15分)美しの塔(30分)王ケ頭(15分)王ケ鼻(15分)王ケ頭(40分)山本小屋
※写真撮りながらのんびりタイムです。

<アプローチ>

中央高速を利用して岡谷インターで下り、R142号線を走ってビーナスラインに入ったらあとはもう1本道。

<扉温泉>

日帰り温泉
  • 扉峠から下ること30分ほど(峠に指導標あり)。かなり道が細いので要注意。
  • 一年中営業
  • 300円
  • シャンプー、石鹸は別売りなので持参のこと
  • 流れっぱなしの温泉なので、とにかく爽快!

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