登山日記
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御嶽山飛騨頂上〜再挑戦 平成16年4月18日 晴れ

まえがき・・・先週の撤退がどうにも気にかかる。出張続きのお疲れモードの体にムチを打って(趣味じゃないけど)再度チャレンジすることに決めた。この1週間の天気を見ていると夏日のような日もあったので、雪の状態が様変わりしているかもしれない・・・

御嶽山登山口
濁河温泉登山口の橋の上の雪はまったくなかった。
1週間で相当雪解けが進んでいるようだ。

先週と同じく、5時30分 スタート
歩き始めから、体が重い(~~;



湯ノ花峠
6時50分 湯の花峠

プチトマトを口に放り込んで、一服の清涼感を味わう。
摩利支天山が冬の衣を少しずつはいでいく・・・



森林限界
8時35分 森林限界

夏道に向かって2つの足跡があったが、その先の結果は知る由もないので、先週湯の谷荘のご主人に聞いた「冬道」、つまり継子岳の稜線上まで直登することにした。

アイゼンをつける。
稜線上の大岩を目指してジグザグに進んでいく。
写真でみるとなだらかそうにみえるが、実際は上部の傾斜が相当きついので休み休み登らないと足が痙攣しそうになる。



継子岳稜線
10時10分 継子岳の稜線上に到着!
ふ〜〜やれやれ(^^;A

ここまで上がってくる1時間20分の間、止めたい気持ちと登りたい気持ちが格闘して、ため息が何度も出た。



摩利支天山
摩利支天山を一望できる位置にへたへたと座り込んでカメラを向ける。

すると、摩利支天山の稜線上を歩いている2人の男性の姿が視界に入ってきた。
おもわず「お〜〜い」と叫ぶ。
人恋しい時って自然に叫ぶものらしい。



五の池小屋
飛騨頂上まで歩くこと15分。
五の池小屋前でくつろぐ男性がいた。
摩利支天山を歩いていた人たちだ。
聞くところによると、昨日夏道を上がってきてテント泊をしたのだという。
下で見かけた足跡はこの男性たちのものだったのだ。
結局、夏道でこれたということだ(~~;(;o;)(~~;



五の池小屋
しばらく飛騨頂上の一帯をぶらぶらしてみることにした。
コバルトブルーの美しい三の池はまだ雪の下で、池の様相はまるでない。
風もなく暖かい・・・五の池小屋の屋根に上がり日向ぼっこをする。トタンの温もりが背中をつたって心地よいo(^o^)o



摩利支天山
摩利支天山への稜線。
この先に剣が峰があるんだなぁ・・・



危険なトラバース道
12時10分 下山開始

下りは夏道を行く。  
1週間前と比べて雪の量は相当少なくなっている(右の写真が1週間前)

しかし傾斜がきつく、雪も固いところと緩んでいるところが交互にあったので、念のためアイゼンをつける。






旅館御岳から御嶽山を見る【写真】旅館御岳から御嶽山を望む(へこんだ鞍部が飛騨頂上)

12時48分 森林限界
13時23分 のぞき岩
14時 湯ノ花峠
14時30分 仙人橋
14時50分 登山口

濁河温泉の「旅館御岳」でゆっくり汗を流し、御嶽山にさよならを告げる・・・
これで、御嶽山に後ろ髪をひかれることはない・・・満足、満足、満足♪o(^-^)o♪
(談)
2週連続の雪山「御嶽山」、直登と壷足でさすがに疲れました・・・雪焼けで顔もまっくろ。しばらく雪山とお別れしたい気持ち(-_-)


<参考コースタイム>

◆5時30分スタート→10時40分飛騨頂上
◆12時10分飛騨頂上スタート→14時50分登山口帰着

・登山口(20分)仙人橋(60分)湯ノ花峠(45分)のぞき岩(45分)森林限界(80分)継子岳稜線上の大岩(15分)飛騨頂上
・飛騨頂上(35分)森林限界(30分)のぞき岩(30分)湯ノ花峠(30分)仙人橋(20分)登山口

・歩行時間 飛騨頂上まで/4時間25分 下り/2時間25分
(全体の歩行時間 6時間50分)
・行程時間 9時間20分

◆登山形式:往復&周回の混合登山

<注意点>

GW前のこの時期は、濁河温泉口から入山する人はほとんどいません。夏道をよく熟知していないと樹林帯で迷うことがありますから注意が必要です。トレースはあったり、なかったり。赤布を見失わないように。
それから壷足にご用心!一度はまったら抜け出すのに大騒動だったりします(^^;A

また、森林限界から飛騨頂上までは、雪山の時期は継子岳稜線上にある大岩を目指して直登しますが、雪解けのこの時期は夏道でいける場合もあるので、判断に迷うところ。事前に情報が入手できるといいのですが・・・


<アプローチ>

岐阜市からは、関〜金山線を抜け、41号線に合流したら下呂を過ぎ、一路飛騨小坂へ。
小坂町に入ると「濁河温泉」の案内看板が出ています。

<下山後の入浴>
【旅館御岳】
入湯料:1000円(通年営業)
※渓谷の露天風呂で有名

【露天風呂の宿:湯の谷荘】
入湯料:600円(通年営業)
※登山口に一番近い日帰り温泉
補足:先週、こちらのご主人が冬道のことを教えてくださいました。入山する前に、こちらで雪道の状況をたずねておくといいかもしれません。


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