登山日記
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簗谷山(やなだにやま 1,214m) 平成15年11月15日 曇り

まえがき・・・簗谷山は、金山町、明宝村、和良村の境界にあり、金山町で一番高い山で、春にはアカヤシオ・シロヤシオが、秋には紅葉が楽しめる山として最近人気が出てきた山である。

金山湖【写真】金山湖(馬瀬大橋から撮影)

岐阜市の自宅をのんびり7時に出発して、関ー金山線を利用し簗谷山へ向かう。
見事なロックフィル式(石積み)の岩屋ダムを過ぎ、金山湖を横断している馬瀬大橋で車をとめ、しばらく静かな湖面を眺める。

登山口【写真】登山口

憩の家・キャンプ場・バンガローのある「金山の森」を過ぎてしばらく走ると、「簗谷山登山道」と書かれた指導標が橋の際に立っているので、それを目印に左手に渡る。
橋のたもとには新しく設置された「バイオトイレ」があるので、ここで用をたしておくとよい。
その先の登山口駐車場にも仮設トイレはあるが、近いうちに撤収されるらしい。

登山口駐車場:9時30分スタート


周回コースの分岐【写真】周回コースの分岐

石段を登るとすぐに野鳥観察小屋が建っていて、その先が周回コースの分岐点。
まっすぐ進めば「ぶなの木コース2.3Km」、左にとれば「南尾根コース2.7Km」。
どちらをとっても大差はないと書かれているが、ぶなの木という名前に惹かれてこちらから登り、南尾根から下ってくることにした。





もみじ

美しいもみじの紅葉








沢【写真】沢音

登山口からしばらくは簗谷の沢を何度も渡り返す。
清流の流れる音は、世俗の垢や汚れを流してくれるようだ。

歩き始めてから15分ほどで水場につく。
少し暑くなってきたので、長袖一枚になる。






ブナの道【写真】ブナの尾根道

沢を離れ、斜面をトラバース気味に登って右の尾根道に上がる。
ササの生い茂ったきれいな登山道だ。
ファミリ向けハイキングコースといってもいい。

ぶなの木平にはぶなの木が立ち並んでいるが、葉を落とした尾根道は視界がよくなって雄大な御嶽山が眺められる。



簗谷山【写真】二等三角点のある簗谷山

「山頂へ500m」の標識あたりからやや急になり、じきに又ゆるやかになって南尾根コースとの分岐に出合う。
分岐から簗谷山はもう目の前。

10時40分:1214mの簗谷山。
誰もいない山頂からは、御嶽山や下呂の山々が一望のもと。

しばらくすると2組のグループが到着して、一帯が賑やかになる。
一角に望遠鏡が置いてあるので、見たい人は誰でも無料で利用することができる。


南尾根コース【写真】南尾根コース

11月半ばにもなると、山頂でじっとしていると寒さが身に堪えてくる。

11時40分出発。
山頂から少し下って、南尾根コースへ向かう。
こちらのコースは丸木で整備されているが、石ころも多い。
岳美岩には寄り道せず、道を急ぐ。

途中、「小鹿の涙」と書かれた小滝で一服する。
九十九折れに下って、最初の分岐に到着。

12時55分:登山口駐車場に到着。お手軽なハイキングコースだった。



簗谷山(美輝の里から)

美輝の里から望む簗谷山

(談)
簗谷山は、「飛騨金山の森」ができたのを機に整備された登山道で、四季折々の変化を楽しめるとあって最近人気がでてきたと人づてに聞いていました。ブナの新緑の頃、ヤシオが満開の頃がお勧めとか・・・。
でも、紅葉のこの時期もなかなか捨てがたいものがありました
(^-^)

コース紹介マップ

<参考コースタイム>

◆登山口(駐車場) 9時30分スタート、12時55分帰着
・登山口(1時間10分)簗谷山(1時間15分)登山口

・行程時間 3時間25分

◆登山形式:周回登山
コース紹介マップ

<見所>

  • 山頂は展望が開け、雄大な御嶽山をはじめ乗鞍岳、恵那山、御前山、小秀山が望める。5月中頃には、南尾根コース上でアカ・シロヤシオが楽しめる。

<注意点>

  • ブナの木コース2.3Km、南尾根コース2.7Km、どちらを登り下りにとっても大差はない。

<アプローチ>

岐阜市からは関ー金山線を利用し41号線に入ると早い。「ドライブイン飛山」を過ぎたらすぐ左・R256号線に入り、郡上方面へ。間瀬川に沿って「岩屋ダム」方面へ向かう。馬瀬大橋で「飛騨金山の森」と「美輝の里」と分岐するが、「飛騨金山の森」へ。あとは道なり。金山の森を過ぎてしばらく走っていくと「簗谷山登山道」と書かれたりっぱな指導標が道端に立ててある。橋を渡って簗谷林道を突き当りまで走ると登山口。7〜8台駐車できる。

<日帰り入浴>
■美輝の里

露天風呂2種類、釜風呂、寝風呂、打たせ湯・・・など内風呂が15種類も楽しめる。
料金:700円
※シャンプー&リンス、石鹸あり
※宿泊施設、食堂、土産物コーナーあり


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