登山日記
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毘沙門岳(1386m) 平成15年3月16日 晴れ後雨
まえがき・・・雪を被った毘沙門岳は、周辺の山から見てもスタイリッシュなのですぐそれとわかる山である。

スキー場横から登山道は始まる【写真】スキー場横から登山道は始まる

白鳥高原スキー場の駐車場入口で1000円を払い、スキー場の駐車場に車をとめ、スタートする。
登山口は、リフト横から始まる。
このスキー場の積雪量はまだ2m80cmあるというが、雪質はしまっているので歩きやすい。
右手北西には野伏ガ岳〜願教寺山への山並が広がる。


ブナ林【写真】ブナ林を歩く

リフトの終点までは、静かなブナ林の中を歩く。
樹木をよく見てみると、ネコヤナギがもうかわいらしい銀色の房毛をつけていたりして、春の訪れを告げている。
すこし傾斜のきつい箇所を抜けると最終リフトの管理小屋横に出る。






尾根歩き【写真】大パノラマを眺めながら尾根を歩く

管理小屋からは、毘沙門岳を眺めながら尾根を歩いて行く。
さえぎるものがなく、実に気持ちのよい尾根歩きだ。
1201mのピークに近づいてくると、右手の別山方面を眺めながら「6月は避難小屋泊まりでシュラフをもっていこうか」とか、大日ガ岳のほうを振り返っては「水後山にも登ってみたいね」などと、周辺の山が気になって遅々と進まない。


回り込む【写真】ヘアピンカーブのように下る

1201mピークを過ぎると、一旦ゆるやかに下る。
その先で一瞬行き止まりかと思うが、ヘアピンカーブのように大きく回り込んで下り、その後しばらくは平坦なダケカンバ林の中をぬっていく。







毘沙門岳が近づく【写真】毘沙門岳が近づいてくる

毘沙門岳が前方に大きく近づいてくると、残りの行程も終わりに近い。
この辺りの雪庇は非常に大きくて長いので、用心してできるだけ樹木に近い道を選びながら歩く。
象徴的な立ち枯れ木を過ぎ、最後の急登をこなすと毘沙門岳の山頂に到着する。


毘沙門岳【写真】毘沙門岳山頂

ブナの木に「毘沙門岳」山頂のしるしがぶら下っていなければ、どこがピークかわからない。三角点ももちろん雪の下。

でも、標高1386mの毘沙門岳からの眺望は文句なしに最高だ!
東に鷲が岳、ひるがの高原、北西に野伏、銚子ガ峰、別山も見える。
西を見れば堂々とした荒島岳から能郷白山までの眺めも広がる。




荒島岳を見る【写真】荒島岳〜能郷白山方面を見渡す

天気が午後から雨の予報だったので、山頂から西峰(1334m)へは行かず、眺望を楽しみながら楽しいランチタイムとする。

下りは、眺望を惜しみながら往路を戻る。駐車場に着いた途端、みぞれが降ってきた。間一髪のセーフ!

(談)
この日は、デジカメを家に忘れてきてしまい出だしからつまずいたものの、使い捨てカメラをもっていたのでなんとか急場しのぎはできましたが、自分のそそっかしさになんとも情けない思いでした。
毘沙門岳からの眺めは、予想以上に素晴らしくお勧めの雪山のリスト入りです\(^o^)/
コース紹介マップはこちら

<参考コースタイム>

毘沙門岳
◆7時50分スタート、13時45分帰着

・登山口(60分)1201mピーク(60分)毘沙門岳(45分)1201mピーク(45分)登山口

・歩行時間 登り/2時間 下り/ 1時間30分
・行程時間 5時間55分

◆登山形式:往復登山
コース紹介マップはこちら

<見所>

雪山の時期は最高!眺望は保証します。

<注意点>

登りはじめから毘沙門岳に続く登山道のいたるところに雪庇があるので、近づかないように!樹木の近くを歩くこと。


<アプローチ>

東海北陸自動車道の白鳥ICで下車。156号線に合流したら、一路「白鳥高原スキー場」を目指す。

<立ち寄り温泉>
◆満天の湯
入浴料:700円(シャンプー、石鹸あり)
場所:白鳥スキー場の駐車料金所の向かい

<立ち寄り蕎麦>
◆泉屋
じねんじょのとろろ蕎麦が格別においしい!(5月連休までの冬場の期間限定品)
暖かいのと冷たいのがあり。(店主は冷たいのがおすすめとか)
場所:郡上郡八幡町下日吉町(桝形地蔵さんを入ったすぐのところ)
電話:0575−65−2235


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