登山日記
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妙法ガ岳(667m) 平成15年3月8日 曇り
岐阜ゴルフクラブ谷汲からみた妙法が岳【写真】妙法ガ岳(ゴルフクラブ谷汲への道中で)

まえがき・・・セツブンソウの群生地がゴルフクラブ谷汲の中にあると聞き、クラブハウスで見物の申し込みをして拝見させてもらった。その帰りにぶらっと谷汲山に立ち寄り、ついでに奥の院〜妙法ガ岳に登って西国巡礼の雰囲気を味わってきた。


谷汲山【写真】谷汲山の門前市

土曜日の谷汲山はひっそりとして、門前市のお店もまだ開店前なのかひっそりとしている。
桜並木の蕾はまだ固く、春は遠い。
帰りにどのお店に立寄ろうかな〜と物色しながら歩いていると、じきに仁王像の立つ仁王門に。
山門をくぐって798年に建立された天台宗の華厳寺へ。


華厳寺横の池【写真】華厳寺の東手に広がる池

華厳寺で家内安全のお祈りをしてから、すぐ右手のトイレ横から登山道に入る。
登山道はこの他に、華厳寺の北西にある満願堂からも入ることができる。
口からすぐに大きなコバルトブルーの池が現れる。カモが気持ちよさそうに水浴をしていた。




妙法ガ滝【写真】妙法ガ滝

池からすぐ先で、道幅の広い東海自然歩道と交わる。
その交わった先に「妙法ガ滝」の案内板があったので、ちょっと立寄ってみる。
ちょろちょろの滝の上に不動明王が鎮座されていた。
ガイドブックによると、この滝はよく涸れているらしい。





登山口【写真】満願堂横の登山口〜ここから33体の石仏を拝んで歩くミニ巡礼の旅が始まる

妙法ガ滝から、少し歩いたところに満願堂があり、ここからが本格的な登山道になっている。
奥の院まで西国三十三所のミニ観音像が祀ってある。
見タヌキ、聞かタヌキ、言わタヌキの石像が立っている階段のところに、その1番札所の青岸渡寺があった。
祠の上のご詠歌を詠みながら歩くのも、日頃の煩悩が払われて楽しいものである。



奥の院【写真】奥の院〜33体目の石仏でミニ巡礼は終わり

奥の院までは、山道が右、左へと流れているので「奥の院へ」の案内板を見落とさないように注意をする。
沢を二度ほど渡り、水量豊かな滝の清涼音に心が洗われ、やがて33のミニ観音様に導かれて「奥の院」に到着する。




谷汲村【写真】谷汲村が広がる

奥の院からは、谷汲村の家並みや田園が広がる。

ここで、雪が降ってきた。
きょうはどこの山も気温が低くて雪かもしれない・・・と思う。




整備された登山道【写真】雪が降り始め、あまりの寒さに背中を丸めて歩くことに・・

せっかく奥の院まできたのだから、妙法ガ岳まで足を伸ばしてみることにする。
ほうばの葉を踏みしめながら、見事なヒノキ林の中を登っていくと、途中一人の登山者とすれ違う。
妙法ガ岳の山頂は横なぐりの雪でかなり荒れているらしい(~~;
でも、ここまできたら行くしかない!
丸木で拵えた階段を黙々と登っていく。



妙法が岳【写真】横蔵寺への通過点でもある妙法ガ岳

やっとのことで尾根に上がったら、雪の降り方もひどくなって風も強い。
お連れさんをほっといて、さっさと妙法ガ岳の山頂まで一気に登り、写真だけ撮ってすぐに戻る。
やっと尾根に着いたお連れさんは、「寒いからもう山頂へはいかない」という。
やっぱ、思ったとおりだ。先に行っといてよかった(^-^)V

復路は往路を戻り、満願堂から華厳寺を通って山門を出る。
門前市の「ひさご」でまず、おでんとでんがくで乾杯し、初めてご賞味させていただく椎茸丼で締めくくった。


(談)
この日は、セツブンソウの群生地を見に行くことがメインの目的で、妙法ガ岳はおまけでしたが、ミニ巡礼で満願成就できた気分になれ、得した一日でした\(^o^)/
コース紹介マップはこちら
セツブンソウセツブンソウ(キンポウゲ科セツブンソウ属)

節分草。早春に寒さをしのいで芽を出し、節分の頃咲き始めるのでこの名がついたといわれます。
白い萼片は透明感があり、脈が透けて見えます。とてもデリケートで雨に濡れたりするとすぐに汚くなってしまいます。
また、葯は淡いムラサキ色で、花自体は小さいけれど妙に惹き付けられます。

<参考コースタイム>

妙法ガ岳
◆10時50分スタート、13時15分帰着

・登山口(30分)奥の院(35分)妙法ガ岳(23分)奥の院(27分)登山口

・歩行時間 登り/65分 下り/ 50分
・行程時間 2時間25分

◆登山形式:往復登山
コース紹介マップはこちら

<見所>

ミニ西国巡礼で、満願成就の気分を味わってみては?

<注意点>

登山道にいくつか道が合流してきているので、とにかく「奥の院」を目指して歩くこと。目印としては、登山口(満願堂横)から奥の院まで33体の観音様が続いているので、途中で観音様を見失ったら道を間違えていると思っていい。


<アプローチ>

本巣縦貫道(R157号線)を根尾村方面へ走ると、谷汲山の大きな案内板がでてくる。谷汲山の華厳寺が登山口。

<立ち寄り食堂>
ひさご【ひさご】
谷汲山の参道の下手にあるお店で椎茸丼がおすすめ!肉厚の椎茸をカツ揚げのように拵えてご飯の上にのっている。椎茸丼はこのお店でしか食べられないので一度ご賞味あれ!
椎茸丼(吸い物つき)600円
でんがく 500円
おでん 500円
他にもいろいろあり。

<立寄り温泉>
◆根尾川・谷汲温泉
・入泉料:500円
・シャンプー、石鹸あり。
・ぬめりがあり、女性におすすめ


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