登山日記
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 小島山(863.6m) 平成15年2月23日 曇り後晴れ
小島山まえがき・・・前日からの雨が上がり、朝から次第に青空が広がってきたので、昨年来から気になっていた小島山に登ることにする。池田山の北に対峙するでかい山塊の小島山登山口は、春日村の茶畑の中にあるが、この登山口を見つけるのに事前に視察をしたりして仲間内で何かと下調べをしてきた山だった。



小島山登山口【写真】小島山登山口

小島山への取り付きは呉子谷から始まる。
茶畑の道端に車をとめて、中電さんの巡視路「L80・西部幹線」と書かれた標識の立っている階段状の道から竹林へ入っていく。
登山口には工事車両の作業員用?のステンレス流し台がどかっと置かれてあった。偵察にきたときにはなかったモノだ。



呉子谷を登る【写真】呉子谷を登りつめていく

薄暗い竹林の道を過ぎたら、一旦沢の右側へ渡り、踏み跡薄い荒れたガレ場を沢沿いに登りつめ、前方左手に黄色い標識「L80へ」が見えたら、沢をまた左へ渡り返し、尾根への道にとりつく。
西へ向けて、山腹をジグザグに登りつめていくが、斜度が結構きついのと、気温がグングン上がってきたのが重なり、いくらも登らないうちから汗だくとなる。







80番鉄塔【写真】80番鉄塔の下をくぐっていく

約30分で80番鉄塔に着く。
鉄塔の下から東を見下ろすと池田の町並みが広がり、揖斐川がゆったりと大らかに流れている。
鉄塔のすぐ東の斜面を眺めやると、マンサクの花が咲いていた。今がちょうど満開である!
例年よりいくらか早い開花かもしれない。
うららかな、春のような気持ちのいい陽気だ。

ヒノキ林を行く【写真】81番、82番の分岐の標識

80番鉄塔からは、雑木の枯葉を踏みしめながら、相変わらず傾斜のきつい登りをいく。
途中、階段状の人工的な道がしばらく続き、81番鉄塔と82番鉄塔への分岐の標識に出合ったら小島山へは82番鉄塔を目指す。
この分岐から先は、ヒノキの植林の気持ちのよいゆるやかな尾根歩きとなるが、雪が積もると方向を見失うので注意が必要だ。
ときおり、左手(西方面)に虎子、国見、伊吹山、鎗が先が見え隠れする。






82番鉄塔の下【写真】82番鉄塔の下

分岐から30分程で82番鉄塔。
その下をくぐりぬけて、少し下り気味に進む。






83番鉄塔【写真】83番鉄塔から小島山が良く見える

おしゃべりを楽しみながら、のんびり歩いていたにもかかわらず15分で83番鉄塔に到着。
この鉄塔の西側に回りこむと、小島山の山頂部がよく見える。
う〜ん、小島山の一番いいアングルだ!


最後の尾根道【写真】ゆるやかな尾根道

83番鉄塔からはゆるやかに下り、枯葉を踏みしめながら雑木林のなかを登っていくと、84番鉄塔を迎え、いよいよ小島山頂への最後の登りにさしかかる。










小島山【写真】小島山頂

申し訳程度に雪の残った山頂。
三等三角点が雪の中から顔を出していた。
ザックを置いて、記念撮影をする。

ヒノキが1本立っているところから鉄塔まで偵察にいって、格好のランチポイントを見つけたので、ザックをとりに戻り、そこでランチパーティーを開くことにした。
小津権現、花房、雷倉がよく見える(^-^)
これで、御嶽山が見えると最高なんだけどなあ〜

あまりの陽気の良さに、山頂で1時間30分も山談義に花を咲かせ、復路は東尾根への周回をやめ、ゆっくりと往路を戻った。まだ12時前だったので、途中20人の団体さんが登ってこられた。
聞くと平均年齢70歳だとか・・・頭が下がりますm(__)m 気をつけてお帰りください(^^A:



(談)
この日は気温が14度。3月下旬の陽気でした。樹木は蕾ふくよかに、春を確実にとらえていました。
マンサクの黄色い可憐な花が印象的で、是非写真にとっておきたかったのですが、近寄りすぎて転落する危険があったので止めました(^-^)登山は安全第一!自宅に帰ってから色鉛筆でスケッチしたのが下のマンサクです。

コース紹介マップはこちら

マンサクマンサク(マンサク科マンサク属)

早春の山で一番に花を咲かせるのがマンサクで、「まず咲く」から名付けられました。残雪の白をバックに黄色いリボン状の花びらが可憐で、辺りの風景を明るく演出してくれます。
リボン状の花びらは、巻いた紙テープを伸ばすように咲くのでダンコウバイとすぐ見分けがつきます。

<参考コースタイム>

小島山
◆8時スタート、13時25分帰着

・登山口(30分)L80番鉄塔(17分)L81.82の分岐の標識(28分)L82番鉄塔(15分)L83番鉄塔(16分)L84番鉄塔(14分)小島山(43分)L80番鉄塔(25分)登山口

・歩行時間 登り/2時間 下り/ 68分
・行程時間 5時間25分

◆登山形式:往復登山
コース紹介マップはこちら

<見所>

☆それぞれの鉄塔下の樹木の切り開きが違うので、眺める景色も方角が変わって面白い。

<注意点>

最初の呉子谷沿いの道は踏み跡薄いので注意!
ヒノキ林の植林地は、雪が積もると迷いやすくなるのでこれも要注意。
L80,82,83,84番の鉄塔を通過していくので、チェックしておくこと。


<アプローチ>

揖斐川町から県道32号線で春日村に入る。滝バス停を過ぎ、呉子谷の橋を渡ったらすぐ右手の茶畑の中の林道を登っていく。左へ、右へと蛇行したら行き止まりが駐車場。作業のじゃまにならないように駐車する。
現在、登山口の前に工事車両が入ってくるようなのでこれも注意!

<立寄り温泉>
◆池田温泉
3月1日に新館がオープンします!
・入泉料:500円
・シャンプー、石鹸あり
・温泉に併設されたやさい市に寄っていくのも楽しい。


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