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北山(907m) 平成14年12月1日曇り | |
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まえがき・・・ 11月17日に相戸岳に登った際、北に対峙する北山の存在がとても気になったので、その翌週の24日に北山へ女性二人で登ってみた。倒木で荒れた登山道は途中から踏み跡が薄くなり、国土地理院の地図を頼りに潅木帯の中をかき分け最高点までなんとかたどり着いたが、帰りも道なき道を下ってしまったので、本来の登山道をもう一度確認する為に、再度確認登山を行うことにした。 |
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![]() 車1台がやっと通れるくらいの西洞谷林道をつめていくと、西洞の廃村跡に建てられたりっぱな石塔が右手に見えてくる。その石塔横が北山登山口である。 数台駐車できるスペースはあるが、縦横勝って気ままに駐車する登山者がいるのか、注意書きの立て札がしっかりと立ててあった。 |
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![]() 右手の山肌にナラ、ケヤキなどの潅木帯が広がり、杉の植林地とのちょうど境目くらいに、大きく右へ回りこむ道がつけられているが、これが堆積した落ち葉と倒木のために見にくくなっていて、このポイントで気づかずにまっすぐ付けられた道を進んでしまったのが最大の間違いだったことが分かった(~~; (注意:右手の山腹の潅木帯が杉林に変わったら要注意!行き過ぎている) |
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![]() 先週はまだ黄葉だった潅木帯が、この1週間ですっかり葉を落とし丸裸になっていた。が、明るくて視界は良好。 落ち葉をサクサクと踏みしめ、九十九折れに標高を上げていくが、きつい登りはどこにもない。 先週の沢沿いの直登とは大違いである。 |
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![]() 登りも一段落すると左手に78番の鉄塔が見えてくる。 登山道は、鉄塔から少し外れて付けられているが、眺望休憩のために78番鉄塔に寄り道をする。 相戸岳が間近に見える。 つい2〜3日前に降った雪の跡が山肌に残っていた。 |
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![]() 78番鉄塔から登山道に戻り、79番鉄塔までつけられた緩い道を辿っていくと、ちょうど78番と79番鉄塔の中間くらいに80番鉄塔へ行く巡視路が分岐している。 この80番鉄塔へは間違って下らないこと。 (先週、下りで間違えた2つ目のポイントだった(~~;) |
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![]() 80番鉄塔への分岐を右に見て、鬱蒼とした樹林帯を抜けると、ひょっこり上部に大きな79番鉄塔が現れる。 鉄塔を目指して登り切ると、ちょうど鉄塔の真下に出る。 以前はこの鉄塔を迂回して登る道がつけられていたようだが、現在は79番鉄塔に出るほうが分かりやすい。 (北山を10回は登ったことがあるという同行者の言による) ここからの眺めもすこぶる良い!真っ白な能郷白山が印象的だ。 |
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![]() 鉄塔からは新しく道がつけられていて、広葉樹林と雑木が混ざった尾根を歩く。 こういう広々とした潅木帯は迷いやすいので、白ヒモが至るところにつけられている。 まもなく大きな反射板の左に出て、その裏へ回ったところが、三等三角点のある北山山頂。 先週、落ち葉の下に埋もれていた山頂案内板を拾い上げて枝にかけておいたが、雪や風に落とされずにいたようだ。 |
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![]() 最高点までは、痛いイガイガの葉っぱが枝を広げて行く手を阻んでいる低木の中を掻き分けていく。 迷わないようこれでもかという位、印はつけてある。 先週もこの藪こぎで足が傷だらけになった(;o;) ズボンを穿いていても痛いのだ。 庭園風の石灰岩の間を抜けると、10分ほどで最高点につく。 |
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![]() 潅木の中のなんの印もない最高点。 SUUNTO VECTORで標高を見る。 間違いなく920mを指している。 三人で握手をして、「北山最高点」と書いた紙をザックに貼ってめでたし、めでたし\(^o^)/ 1週間の胸のつかえが取れて、ゆっくりもと来た道を戻った。 |
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(談) こうして確認登山をして初めて、初歩的なミスが発見されました。あまりガイドブックなどで紹介されていない山は何といっても地図だけが頼り。日頃から読図をきちっと勉強しておくことと、おかしいと思ったら納得するポイントまで戻ってみることが大切だと痛切に反省しました。ここ2年以内に、北山の登山道が少し変わったことは間違いないようです(^-^)/ |
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コース紹介MAP | |
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78番鉄塔から能郷白山を見る |
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【左の写真】木に塗られた2本の白い線は何を意味するのでしょう? これは、この山の持ち主の境界線を示す印です。 登山道を示しているわけではないので注意してくださいね! |
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<参考コースタイム>
<注意点>
岐阜市からはR256を道の駅・ラステンほらどを目指して北上する。洞戸村に入る直前(ラステンほらどまで行かない)のニ叉路(何かと間違えやすいポイント)を直進して、すぐ次の四叉路を右折。柿野集落を通り抜け、落合の集落で落合橋を左に渡り、西洞谷林道を行く。道が細いので注意。廃村跡に立派な石塔があり、その横が登山口。駐車場が狭いので、詰めて停めること。 |
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