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■仙ケ岳(961m) 平成14年11月10日晴れ時々曇り | |
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![]() 西と東の2つのピークを持つ仙ケ岳は、鈴鹿南部の秀峰と聞き、小岐須(おぎす)渓谷からつめてみることにする。 東名阪・鈴鹿ICで下りて椿大神社方面へ向かう。小岐須(おぎす)の集落を通り抜け、大石キャンプ場を過ぎ、宮指路岳の登山口である大石橋を通過するとその先に7〜8台止められる駐車場がある。 駐車場から先にも林道は続くが、関係者以外は通行止めになっている。 |
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![]() 対岸に燃えるような紅葉を眺めながら、通報ポイント「1」を通過するとまもなく登山口。 大きな堰の左手から、植樹された杉林の中を進んでいく。 後から団体さんに追われるように先頭を歩き、仙ケ谷の流れを渡り、仙鶏尾根への道を左に分け、アライ谷との合流点に出る。 |
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![]() 鈴鹿の山域は、登山道をちょっとはずれただけで名前もない滝をみつけることがよくある。 沢水の落下といえばそれまでだが、この水源の豊かさが鈴鹿のうっそうとした山歩きを清々しいものにしている。 |
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![]() 谷筋の中を、流れをぬうように右に左に渡り返す。マーカーや目印をよく見ていないと道を見失うこともある。 分かりにくいポイントにはケルンが積んであって、迷子にならないよう配慮はされているが、行きに見えたものが帰りには見えにくい場合もある。 鈴鹿は心して歩くこと。 |
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![]() 沢がしだいに離れていくにつれ樹木にはうっすらと雪が積もり、枝をかき分ける先から雪が首筋に落ちてきて冷たいことこの上ない(×。;) 雪濡れ防止にザックカバーをつけ、黄葉のアーチの中を小社(こやしろ)峠まで一気に登る。 駐車場から1時間15分で峠。 ここで仙ケ岳と宮指路岳(悪路)に分かれている。 仙ケ岳は、左の雑木林の中を進む。 |
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![]() 峠から急に積雪量が増え、先頭を歩いているため登山道がわかりにくい。 木の枝をつかみながら、道の見当をつけて登りつめていく。 傾斜のきつい悪場もあり、下りの際は雪が緩んでくるので注意が必要だ! |
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![]() 一旦鞍部に出ると、仙ケ岳が目の前に現れる。 真っ白なパウダースノーと黄葉との対比が美しい・・・ |
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![]() 尾根伝いに2つほど起伏を越えたら、最後は笹原の急登をクリアして、仙ケ岳へ。 途中振り返れば、鈴鹿山系がのびやかに広がり、その中でも鎌ケ岳が一際高く聳えている。 伊勢湾も一望でき、素晴らしい眺望だ! |
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![]() 最後は駆足で、山頂を踏む。 誰もいない、踏み跡一つない、仙ケ岳山頂。 踏み荒らされないうちに、ザックを置いて写真を撮る。 ものの5分も経たないうちに10人程の団体さんが到着して猫の額ほどの山頂は大賑わい。 「先に写真撮っておいてよかった〜」と胸をなでおろす(^-^) |
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![]() 対峙する東峰には、ぽっこり仙ノ石が飛び出している。 御在所岳中道のおばれ石と並ぶ名物のモダンアートといわれる奇岩だが、雪が積もって足場が悪いので遠くから眺めるだけにとどめる。 ゆっくりする間もなく、次の団体さんの到着に押し出されるようにして、往路をゆっくり駐車場まで戻った。 |
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![]() 仙ケ岳本峰から 宮指路岳、入道ガ岳、峻険な鎌ガ岳を遠くに望む (手前の赤いのはドウダンツツジ) |
(談) 昨夜降った雪が鈴鹿山系を一面パウダースノーの世界に変えていました。帰り道、北へ向かうにつれ竜ヶ岳や藤原岳はさらに雪化粧が厚くなっていて、石榑峠も鞍掛峠も通行止めになっていました。鈴鹿の山もいよいよ本格的な冬の到来ですね! |
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コース紹介MAP | |
☆仙ケ岳☆国土地理院1/25000地形図 |
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<参考コースタイム>
<注意点>
岐阜市からは東名阪自動車道を利用し鈴鹿ICで下りて、椿大社方面へ。途中、小岐須渓谷の道標に従い、小岐須集落を抜けていく。石大神展望駐車場を過ぎると急に道は狭くなるので対向車に注意。 宮指路岳登山口の大石橋を渡ると、80m程先に7〜8台の駐車場スペースがある。 小岐須渓谷キャンプ場HP <下山後の入浴> ![]() 泉質:緑色帯びた茶濁色。微硫化水素臭、アルカリ味 入湯料:650円 営業時間:10〜17時 補足:石鹸、シャンプーあり。タオル200円。バスタオルの貸し出しあり(200円) 一口メモ:露天風呂まで少し遠いけど、美人の湯といわれるだけあってつるつるになります! アクセス:小岐須渓谷からR306号線に戻り、菰野街道へ北上する。街道にぶつかったら左折して湯の山温泉方面へ。鈴鹿スカイライン入口に看板あり。 <おすすめの蕎麦や> ![]() 鈴鹿の山にきたら必ず寄るお蕎麦やさん。 お勧めは、そばがき、そば磯辺揚げ、そばどうふでビールを飲み、仕上げに榊そば(三点盛り)かざるそばで締める。他に天ぷらそば、にしんそば、盛りそば、ぜんざいあり。 アクセス:菰野街道から306号線を朝明渓谷方面へ北上する。朝明渓谷への分岐を過ぎたらすぐ、右の側道を注意していると「榊庵」の道標が見える。 月曜休み。営業時間11:00〜19:30(休憩ナシ) |
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