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■霧ケ峰(1,925m)&美ヶ原(2,034m) 平成14年8月30日晴れ | |
霧ケ峰(最高峰・車山) | |
【写真】 車山山頂を仰ぎ見る観光客 霧ケ峰を訪れるのは今回で4度目になる。 今年からビーナスラインが無料化になったので平日でも車がやたらと多い。車山の肩に車をとめおき、焼きとうもろこしを売っていたおじさんに話を聞くと、無料化で増えたのは地元の車ばかりで土産を買っていかないから観光収入はちっとも増えない・・・とのこと。それよりも排気ガスと人の踏み跡による被害のほうがもっと心配だ(~~; |
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【写真】登山道から 車山肩方面を眺める 車山肩からは八島ケ原湿原、蝶々深山、車山山頂方面などコースが縦横無尽に走っている。 まずは霧ケ峰の最高峰である車山山頂に向けて、一番右手の平坦なじゃり道を進んでいく。 登山道の途中から振り返ると高原の中を蛇行するビーナスラインと少し秋色めいてきた霧ケ峰全体が見渡せる。 |
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【写真】車山山頂 |
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【写真】山頂に祀られている祠(後は蓼科山) 山頂から展望台をぐるっと回ると山岳宗教の象徴である祠があらわれる。 ここからは蓼科山をはじめ八ヶ岳全体がよく見渡せる。 ベンチもいくつか置いてあるので、お弁当を広げているファミリが多い。 |
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【写真】車山肩のコロボックルで車山を眺めながらゆったりとお茶を楽しむひと時が実にホッとする 眺望を楽しんだ後は、車山肩に古くからあるコロボックルヒュッテで一休み。 この小屋は昔ながらの雰囲気を大切にしているので、毎年訪れる登山者も多いと聞く。サイフォンで淹れてくれるcoffeeやオリジナルカップにも心遣いが感じられる。天皇陛下ご夫妻も泊まられたことがあるとか・・・宿泊は毎日12名限り。次回はぜひ泊まってみたいものだ。 |
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美ヶ原(最高峰・王が頭) | |
【写真】駐車場から整備された遊歩道を歩く 車山肩から美ヶ原までビーナスラインの続きを走る。 右手が美ヶ原高原美術館、左手が山本小屋に分かれる分岐で左に折れ、山本小屋の前の無料駐車場に車をとめおく。 駐車場からは整備された遊歩道をおしゃべりを楽しみながら、美ヶ原高原ホテル方面へ歩いて行く。 |
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【写真】美しの塔から鐘の音が・・・ 歩いている人を見れば、美ヶ原が霧ケ峰に勝るとも劣らず観光地化しているのがよくわかる。 高原ホテルからすぐ先にポツンと建っているのが美しの塔。 誰が鳴らすのか、ちぎれた鐘の音が牧草地に響き渡る。 どうせ鳴らすなら、チロル風にやってもらいたいものだ。 |
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【写真】赤とんぼ舞う牧草地に女性の立ち姿がよく似合う 遊歩道の左右には「その広さを表現できないほどだだっ広い」牧草地が広がり、牧草を食(は)む牛のまわりには、無数の赤とんぼが飛び交い、秋の訪れをおしえてくれる。 |
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【写真】テレビ中継塔がたち並ぶ王ケ頭 30分程ぶらぶら歩くとテレビ中継塔が建つ王ケ頭に着く。 なんで、こんなところにテレビ中継塔が!っというのが第一印象。遠くから眺めてもあまりよい景観とはいえない。 王ケ頭ホテルの前を通り過ぎて、鳥居も過ぎると山頂。 |
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【写真】王ケ頭山頂 美ヶ原の最高峰2,034mの王ケ頭である。 (談) 霧ケ峰も美ヶ原もすでに観光地化しているが、高原に遊びに行くと思えば、これほど高原を満喫できるところも少ないだろう。 |
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■登山道で出合ったお花たち | |
【写真】ヤナギラン(ピンク) (霧ケ峰一帯) マツムシソウが満開。7〜9月に咲くイブキトラノオが見られなかったのが残念であった。コロボックルヒュッテのご主人によると、年々花の咲く時期が早くなり、その数も減ってきているのが心配だとのこと。 (美ヶ原一帯) ヤナギラン、アキノキリンソウ、ハクサンフウロ、ミヤマトリカブト、タカネナデシコ、オヤマソバ |
<参考コースタイム> 1、車山山頂からは八ヶ岳全域はむろんのこと、浅間山、遠くは富士山、北アルプスが眺められる 2、車山、八島が原、踊場の3つの湿原は国指定の天然記念物になっている 3、7月中旬〜下旬にかけて草原がニッコウキスゲの黄色い花で埋め尽くされる <見所〜美ヶ原> 1.のびやかな風景と見晴らしのよさ 2.6月のレンゲツツジから始まり、草原の花は次々と咲き変わり、8月のお盆の頃にヤナギランが一斉に咲きそろい、秋を迎える <注意点>
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