登山日記
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■蕪山(1069m)谷コース 平成14年4月20日(日) 曇り

コース紹介MAP
21世紀の森駐車場【写真】 「21世紀の森」駐車場

256号線から板取街道を北上し、「21世紀の森・連帯の丘公園」の標識に従い右折すると、右手に大駐車場がある。
そこに駐車し、左手の森林学習展示棟を通り過ぎて、舗装道を登っていくと、左にタワーのあるヘアピンカーブを大きく回り込み、さらに林道を進むと巨大株杉が見えてくる。

 

巨大株杉【写真】 100株以上あるという巨大株杉

この巨大な株杉は伐採を繰り返すうちにできるものらしく、1株の上に成る幹は平均6本。多いもので20本以上にもなるという。
樹齢は大きいもので400〜500年にもなる。


あまりにも珍しいので、しばし足を止め眺めいる。



 

登山口【写真】奥牧谷の登山口

舗装道路は伐採されたスギノキで塞がれ、倒木を跨ぎながらの前進を続けるとまもなく行き止まりになる。
ここが奥牧谷の入口。
のっけから、流れの速い谷を石づたいに対岸に渡る。
右手に水の流れる音を聞きながら、杉林の中を上流に向かって登っていくが、あちこち倒木が多くて迂回を余儀なくされる。30分ほどの登りで二俣出合のナメ滝に出る。

ナメ滝【写真】ナメ滝

樹林の影に隠れて見にくいが、滝の音は豪快だ。
丸太橋を渡り、すぐ先の二俣に分ける谷から右俣の奥牧谷本流に沿って登っていく
(二俣に分ける左俣の流れも滝のような豪快な眺めが楽しめる)
途中からヒノキが混ざってきて、一段上がった杉林の踏み跡薄い林の中を抜けると、谷はさらに狭くなり、ところどころに置かれた「ロボット雨量計」とケルンだけがたよりとなるが、ポイントどころでは木にマーキングがしてある。

ブナ林【写真】ブナ林の静かな山歩き

突然、強い雨が降り出したので、もたもたとレインコートを出しているうちに上がってしまった。が、いつ何時降りだしてもおかしくない空模様である。

やがて谷は伏流となってひろがり、コナラ、ミズナラ、ブナの林をジグザグに高度を上げていく。
途中、大きな石の階段(自然にできたもの)をよじ登り、息がきつくなった頃、分岐点に着く。

蕪山【写真】蕪山山頂

分岐からは5分ほど登ると、ロボット雨量計の小屋が現れ、ほどなく蕪山山頂に到着。
7時スタートのせいか、道中も山頂も一人っきりの静かな山歩きだった。
山頂からの眺望はよいが、あいにくの曇り空で遠目がきかない。しかも虫の大群が顔に纏わりつくのが鬱陶しくてたまらなかったので、早々に退散する羽目になった(~~;
帰りは尾根歩きのコースから下りたかったが、ペットボトルを途中で落としてきたことに気づき、往きと同じコースを戻り、途中回収をする。

帰りは、「スイス村」の一角にある板取川温泉の湯につかり、、肌がつるつるなめらかになった。入湯料600円


■ちょっと立ち寄りました!
すぎのこキャンプ場から、釣り橋
を渡り「白水の滝」へ・・・
橋から10〜15分ほど山歩きをして
上流に登ると滝に出る。


ワンポイントアドバイス

<参考コースタイム>

◆蕪山
スタート:7時
駐車場帰着:11時

21世紀の森駐車場(10分)登山口(30分)ナメ滝(75分)分岐(5分)蕪山(5分)分岐(45分)ナメ滝(20分)登山口(10分)駐車場

往き 2時間
下り 1時間20分

◆登山形式:往復登山(単独)
コース紹介MAP

<見所>

蕪山は2つのコースがあるが、奥牧谷コースは源流に向かって登っていくので懐深く、水にも恵まれ、ポイントで小休止しながら山頂までの新緑のブナ林の散策を楽しむのによい。

<注意点>

今年はどこの山もそうだが、倒木が多くて迂回を余儀なくされるので注意!
途中、踏み跡うすい箇所があるので慎重に。
山頂での虫にご用心!うっかり調理もできない(~~;

<アプローチ>
岐阜市からは、256 号線で洞戸を抜けて北上し、板取村へ向かう。
右手に板取川の渓谷美を眺めながら、道なりに走っていくと「21世紀の森」の表示看板がでているので、そこを右折すれば「子供広場」横に大駐車場がある。トイレも完備。

<登山後の入浴>
「21世紀の森」から主道に戻り、さらに5kmほど北上すると、木工体験館、レストラン、板取川温泉が立ち並ぶ「スイス村」が左に見えてくる。大駐車場あり。
泉質:ナトリウム炭酸水素塩泉
効能:筋肉痛、関節痛、疲労回復
入湯料:600円
営業時間:10〜20時、毎水曜休み
補足:石鹸、シャンプーあり。タオル持参のこと


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