登山日記
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■今淵ガ岳(1048m) 平成14年4月6日(土) 晴れ後曇り

コース紹介MAP
瀧神社【写真】 瀧神社の社務所横に駐車

高賀三山といわれる高賀山、瓢ガ岳、今淵ガ岳の中で、まだ未踏の今淵ガ岳に登る。朝の天気を見てぶらっと出掛けるにはちょうど手頃の山である。
板取川支流の乙狩川沿いに北上し、板山集落を抜けたところに瀧神社がある。境内まで車で上がり、社務所横に2台分の駐車スペースがあるので、そこに停め置く。
トイレもあるので用を済ましておくとよい。

 

登山口【写真】 登山口

社務所横の未舗装の林道をしばらく登っていく。黄緑色のかわいいお花をいっぱいつけたイタヤカエデに見とれながら10分も歩くと登山口につく。
黄色い送電鉄塔への道標にマジックで書かれた「今淵ガ岳へ」という文字と杉の木に赤マジックで書きなぐったマーキングだけがたよりの登山口である。
ぼーっとしていると見逃すのでご用心!
植林された明るい杉林の中をゆるやかに登っていくと、アオキの艶やかな赤い実が目に飛び込んでくる。途中、2度ほど沢を渡るが、所々に杉の倒木があり、迂回を余儀なくされる。ジグザグに山腹を登りつめていくと急に視界が明るく開け、送電鉄塔の立つ尾根上に出る。

 

カタクリ【写真】カタクリが満開

鉄塔の左から尾根の登りになる。傾斜が急なので結構息が切れる。そろそろ喉が渇いた頃に大きなモミの大木の下に着く。
ここで一息いれるとよい。
樹齢も相当なものだろう。りっぱなものである。
立ち止まって周りの木をよく見ると「アセビ」、「シキミ」、「コブシ」の白い花がちょうど盛りで、目を楽しませてくれる。
モミの大木からはやせ尾根になる。足場に気をつけながら高度を上げていくと、途中「カタクリ」の群生地に出合う。しばらくの間、足元に彩りを添えてくれるのが心憎い。

今淵ガ岳【写真】今淵ガ岳山頂

ササでおおわれて踏み跡も怪しげな登りを一頑張りすると今淵ガ岳の頂上に着く。
北東方面だけが切り開かれ、なだらかな南岳と、その奥には御嶽山の雄大な山塊が鎮座している。

道中出合った小牧からきたというグループは矢坪ガ岳方面へ下っていったが、「踏み跡薄く、やぶこぎ覚悟」とガイドブックに紹介されていたので、帰りは往路を戻る。

瓢ガ岳&南岳
片知山〜南岳〜瓢ガ岳の稜線向こうに御嶽山が見える

■コース上で出合ったお花
アオキの実 ショウジョウバカマ ジンチョウゲ? カタクリ シキミの花


ワンポイントアドバイス

<参考コースタイム>

◆今淵ガ岳
スタート:9時10分
瀧神社帰着:13時20分

瀧神社(10分)登山口(20分)送電鉄塔(60分)今淵ガ岳(60分)登山口(10分)瀧神社

往き 1時間30分
下り 1時間10分
行程時間 4時間10分

登山形式:往復登山(単独)
コース紹介MAP

<見所>

和紙の里・板山集落の裏山的存在で、ぶらっとでかけるのにちょうどよい山である。
季節ごとに移り変わる木々の花を愛でるのも楽しい。

<注意点>

踏み跡うすい箇所もあるが、コース上特に不安はない。

<アプローチ>

岐阜市内からは長良川右岸を走り、藍川橋を過ぎて次の信号を左折し県道59号線を武芸川町方面へ向かう。武芸川を渡り、千本桜を過ぎて、板取川を渡ったら左折し、すぐ次の道(右に上牧小学校あり)を右折すれば、あとは通なりに瀧神社まで一本道。


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