登山日記
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■白草山(1641m)&箱岩山(1669m) 平成14年3月31日(日)晴れ
コース紹介MAP
登山口【写真】 渓流にかかった木橋の登山口

御嶽山の一級の展望台だといわれる白草山の登山口は、乗政キャンプ場からさらに奥の黒谷林道の終点にある。黒谷林道は営林署の車しか通れないので、林道入口にあるゲートの手前に車を停め置く。
登山口までは30分ほどの林道歩き。
道中、伐採の後の荒れた山肌から崩れ落ちた大きな岩が林道の真ん中に転がっている。なるほどゲートで車の進入を禁止しているのもうなずける。左手にロッククライミングでもできそうな岩壁が近づいてきたら登山口も近い。

白草山【写真】 隠れていた白草山が見えてくる

渓流にかかった木橋を渡り、しばらく左岸沿いに進んでから、今度は山腹をジグザグに登ったり、巻くように登ったりして高度を上げていく。雪の重みでササの葉が登山道を塞いでしまっている箇所があり、手でよけながら凍った雪道を慎重に進む。ポイントごとに距離と方向を示した道標があり安心である。
1時間も登ると尾根上にでて、秀麗な白山や眼下に広がる乗政集落が見えてくる。寺田小屋山、高森山、岩のごつごつした箱岩山もすぐ間近に聳え、もう少し進むと今度は前方右手に里からは見えなかった白草山がやっとその優しい姿をあらわす。

  三ツ岩【写真】 不思議な三つ岩

尾根上の小さなピークを2つ越えると、大きな岩が三つ、タテにのっかった不思議な「三つ岩」が現れる。
試しに人間の背と比べてみたが、ゆうに5mはありそうだ!
見方を変えれば、芸術作品「岩のオブジェ」に見えなくもない。
ここから県境の分岐点まではもうすぐである。








分岐点【写真】 県境にある分岐点

なだらかな湿地状の斜面を登り切ると、白草山と箱岩山の分岐点に出る。
ここから東は長野県の王滝村である。
分岐点から白草山へ足を進めると、突然前方に御嶽山が現れビックリさせられる!


白草山頂【写真】白草山頂から御嶽山を眺める

分岐点から高原状の道を10分程登ると白草山頂だ。
御嶽山の一級の展望台とはよく言ったものだ。
その雄大な御嶽山の姿にしばし言葉を失い、呆然と立ちつくす。




箱岩山へ向かう【写真】 箱岩山へ向かう(左の小高い盛り上がった部分が三角点のある場所)

白草山で眺望を楽しんでから、一旦先程の分岐点に戻り、今度は箱岩山に向かう。
分岐点からは、雪原を歩いて三角点のある山頂まで10分程のきつい登り。
何度も膝までのつぼ足にはまりながら、山頂に到着。


箱岩山頂【写真】 箱岩山の三等三角点

箱岩山の山頂は三等三角点があるだけで、御嶽山の展望はきかない。
変わって、北方面の寺田小屋山、高森山が間近に眺められる。
御嶽山の展望が素晴らしい鞍部まで一旦下り、雪原上でお昼を食べる。
下山は往路を戻る。

御嶽山
秀麗・雄大な御嶽山を前にして・・・
乗鞍岳
乗鞍岳遠望(光学6倍ズーム)


ワンポイントアドバイス

<参考コースタイム>

◆白草山&箱岩山
スタート:7時
ゲート帰着:13時

ゲート(30分)登山口(1時間10分)尾根(50分)県境分岐点(12分)白草山(5分)県境分岐点(12分)箱岩山(1時間)登山口(30分)ゲート

上り時間(白草山まで) 2時間42分
下り時間(箱岩山から) 1時間30分
行程時間 6時間

◆登山形式:往復登山
コース紹介MAP

<見所>

ガイドブックにあるとおり、御嶽山の一級の展望台!!

<注意点>

雪のある時は、やせ道の通過に注意を要する。

<アプローチ>

岐阜市内からは国道41号線を通って下呂方面へ。下呂町に入ると中津川とを結ぶ国道257号線と交差している信号を右折し、「乗政」と書かれた交差点を左折する。乗政川沿いに集落を過ぎ、乗政キャンプ場もやり過ごすと、右手に黒谷林道に入るゲートが現れる。
そのゲート前に車を停め置く。(数台分のスペース)
<注意>行き過ぎると寺田小屋山の登山口へ行ってしまう。


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