登山日記
登山日記のメニューへ

■入道ケ岳(906m) 平成13年12月23日(日)晴れ

入道ケ岳【写真】 スノーパウダーの入道ケ岳(奥)

今年最後の登山に鈴鹿セブンマウンテン7つ目の山の「入道ケ岳」を選ぶ。
7山完登の記念にもなる山である。
前夜からの雪で、鈴鹿山系はどの山も真っ白に雪化粧をして、さながらアルプス山系を眺めるようで雄大である。
セブンマウンテンの中でも一番背の低い入道ケ岳は、その山系の南に位置していることもあり、比較的雪も少ないようである。
コースは最短の井戸谷コースをとる。

最短の井戸谷登山口【写真】 井戸谷登山口

椿キャンプ場の手前の河原に車を留め置き、9時にスタート。
キャンプ場からしばらく舗装道を歩くが、沢を渡るとすぐ登山道の出発点ポイント1に出る。
椿大神社の御神木である杉木立の中を進んでいくと、祠が左手に見えてくる。
初めは気がつかなかったが、祠のはるか後方に巨大な石神様が祀られていた。どういう現象で、こんな巨石が立ったんだろうか?自然界の計り知れない現象からなのか?それとも人為的か?

  7合目から展望が広がる【写真】 7合目から展望が広がる

登山道に沿って、井戸谷の爽やかな流れが続く。
小1時間も汗をかくと避難小屋に到着!
きれいに手入れがされていて、一服するのにちょうどいい。
登山口からポイントごとに番号がふってあるので、今いる位置がよく分かり安心できる。
椿神社のご神体の山ということもあり、鈴鹿山系のなかでは、比較的整備が行き届いていて登りやすいコースだ。
7合目を抜けたあたりで笹原に変り、頂上が近いことを教えてくれる。
登山道は雪道に変り、急坂のせいもあって滑りやすく慎重な足運びとなる。
伊勢湾を背中に受けて高度をぐんぐんあげていくと「北ノ頭」への分岐点に出る。
稜線上なので見晴らしがよい。
そこから左に道をとり、「アセビ」の群生地を5分も歩くと入道ケ岳。

入道ケ岳【写真】 入道ケ岳山頂の鳥居

山頂には大きな椿大社の奥の宮が祀られている。
鳥居は人間の背の3〜4倍もあろうか?
標高900mの山上であることを忘れるほどだ。
回りを見渡せば多少ガスが邪魔をしているものの、御在所岳、鎌ケ岳、宮指路岳が迫って見える。
静かな時間も束の間、次から次へと頂上目指して登山者が到着してくる。
手軽に眺望が楽しめる山として、地元の人たちには人気の山なのだろう。
元旦初日の出の賑わいも推して知るべしである。

鎌ケ岳【写真】 うっすら雪化粧の鎌ケ岳(入道ケ岳から)

「アセビ」の花が一斉に咲く頃、また登ってみたい山である。

(後日談)
アセビの咲く頃になっても、ピッキングの被害にあったことが頭から離れず、どうしても足が向かない(-_-;)


ワンポイントアドバイス

<参考コースタイム>

◆入道ケ岳
スタート:9時
登山口帰着:13時

椿キャンプ場登山口(60分)避難小屋(35分)北の頭分岐(5分)入道ケ岳(65分)〜二本松尾根〜登山口

上り時間(井戸谷コース)1時間40分
下り時間(二本松尾根) 1時間5分
歩行時間 2時間45分
行程時間 4時間

◆登山形式:往復登山

<見所>

井戸谷からは最短で頂上を踏むことができる上に、登山道に沿って流れる沢が涼感を誘う。
また、7合目からは一気に視界が開け伊勢湾が一望でき、気持ちがよい!
山頂からの眺めは、お墨付き!!

<注意点>

駐車場でのピッキングに要注意!!
貴重品は車中に絶対置いておかないこと!!
椿大神社のお膝元で盗難とは、ご利益もなければ、神様も信じられない(;_;)(;_;)

<アプローチ>

東名阪を鈴鹿ICで下り、椿大神社方面に向かう。
椿大神社の境内に入ったら、椿会館を左に見ながら、神社の駐車場をやり過ごし、椿キャンプ場への林道を走る。キャンプ場手前の河原が駐車場になっているのでそこに留め置く。トイレあり。
井戸谷コースも二本松尾根コースもここが出発点。


登山日記のメニューへ