登山日記
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■大川入山(1907.7m) 平成13年5月19日(土) 曇り

 

大川入山登山口【写真】 大川入山登山口

あまり聞きなれない大川入山は、中央アルプスの最南端、恵那山の南東にある。
朝、5時に岐阜市を出発して中央高速にのり、園原ICで降りる。
昼神温泉を抜けて、R153号線(三州街道)を南下し浪合トンネルを抜けるとじきに治部坂峠にでる。
右手に道の駅と治部坂バス停があるが、ここの裏が登山口。
朝食抜きだったので左手にある宿木ノ湯で山菜うどんを食べてから、8時半に出発。
バス停の横に林道があるので、車で入っていくとT地路にぶつかりその左右が駐車場になっている。

大川入山の案内板が立っているところから、緩やかに登山道が始まる。

横岳からの尾根道【写真】山ツツジが咲き乱れる尾根道

半袖になって、横岳で熱いコーヒーを飲んでいるとすでに帰ってくる人が何組かいた。
横岳からは、新緑のモミの木立の中を歩きながら、いくつも小ピークをアップダウンする。
道の両サイドには満開の山ツツジ、右手には大川入山が次第に大きく見えてくる。



クマザサの中、最後の登り【写真】クマザサの中、最後の登り

最低鞍部までくると、結構きつい登りが始まるが、15分も頑張るとクマザサの茂る展望地に出る。
この辺りのクマザサはきれいに刈り込んであって、地元の方々の手入れに頭が下がる。
感謝しなければm(__)m
あとは展望の開けたクマザサの中を蛇行しながらぐんぐん進んでいく。途中、振り返ると歩いてきたクマザサの道と稜線がきれいに見えて高度を上げてきているのがわかる。最後の一息で頂上。

 

大川入山山頂【写真】大川入山頂上

山頂では、すでに6組ほどの先客があり。
天気がよければ南、中央アルプスがきれいに見えることだろう。
あいにくの曇り空が恨めしい(~~;

昼食の準備をしていると、突然雨が降ってきてガスも湧いてきたので、みんな一様に帰り支度をはじめ、蜘蛛の子が散るようにさっと下山してしまった。
着いたばかりのこちらといえば・・・

雨!の声に
鍋ひっくり返し
ヤケドする

仲間の火傷の手当てに余念がなく、
気がついたときには、辺りに人影はなく私達だけが取り残されていた。
が、雨もよし。
自然に身を任せているうちに小雨もやみ、雨具を出さずに済んだというものだ。

 

大川入山からの下り【写真】登ってきた尾根道がきれいに見える

帰りは少しスピードをあげて往路を戻る。

車に戻ってから、R153沿いの小さなお店(見落としそう)でビールとさくらんぼを買った。
1パック380円という値段に味はどうだか・・・と思い一つぶ食べてみたら昔懐かしい初恋の味がした。「岐阜なら、1pack1000〜2000円しますよ!」
って言ったら、おばちゃんが目を白黒させていた。
今度、値札が変っていたらごめんなさいm(__)m

道中立ち寄った、4月にオープンしたばかりの「湯たり〜な昼神」温泉の湯は、下呂の湯に匹敵する名湯でした!


■大川入山のコース上で出合ったお花
ギンリョウソウ ヤマツツジ ツリガネツツジ ショウジョウバカマ チゴユリ フッキソウ?

ワンポイントアドバイス

<参考コースタイム>

◆大川入山

登山口(1時間)横岳(1時間30分)大川入山(1時間)横岳(40分)登山口
往き 2時間30分
下り 1時間40分

往復 4時間10分

◆登山形式:往復登山

<見所>

コース上にはツリガネツツジやヤマツツジの群落(今見頃)、ドウダンツツジの群落(6月下旬頃見頃)がありそれは見事!撮影ポイントは大川入山頂周辺の展望のきく場所で狙える。森林浴に適した尾根道で、新緑期と紅葉期が楽しめる。

<注意点>

最初と最後の登りがきついが、あとは尾根道で比較的楽。クマザサの登山道もきれいに整備されている。

<アプローチ>

マイカーなら、中央高速園原ICで降りて、昼神温泉を抜けたらR153を南下し、浪合トンネルを抜けるとすぐ治部坂峠にでる。治部坂バス停のところが登山口。
公共交通機関を利用するなら、JR飯田駅から治部坂峠までバスの運行があるが、平日2往復、休日1往復なので、タクシーを利用するしかない。


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