登山日記
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■藤原岳(1120m) 平成13年4月15日(日) 快晴

  藤原岳【写真】 藤原岳のおだやかな山容

鈴鹿の藤原岳といえば、お花が楽しめることで知られているが、果たして期待を裏切らないかどうか登ってみることにした。
コースは三岐鉄道終点の西藤原駅からの大貝戸コース(表コース)と聖宝寺から入る裏コースがあるが、ガイドブックの紹介では裏コースは結構登りがきついと紹介されていたので、往きは大貝戸コースをとる。
駅周辺は登山者のための駐車場があちこちに用意されていて、300円払えば終日預かってくれるので停める場所には困らない。
日曜の晴天とあって、後から後から登山者の車が目白押しにやってくる。
どこに停めようかと思案していると、JAの駐車場の隣の空き地に一台分の駐車スペースを発見する。
どうやら無料らしい。その空き地に停めていそいそと装備の準備をしているおじさん(失礼)に聞くと、やっぱ無料であった。
ラッキー!o(^-^)o こういう時はなんだか無茶苦茶得した気分になる。

福寿草【写真】福を呼ぶ福寿草

駐車場から登山道にすぐ入り、1合目のところには「藤原岳は全山石灰岩よりなり、頂上はドリーネやカッレンフェルトの点在する準平原です・・・」と看板がある。
準平原ってなんぞや?といぶかしく思いながら先を急ぐ。日曜登山ともあれば、ファミリーあり、夫婦あり、グループありで何かしら賑やかである。
よく観察していると、面白いことに、最近は妻(又は女性グループ)のほうがへたばった夫(又は男性グループ)をおいてけぼりにして先に行くという光景を見かけるようになった。これも時代の流れか、はたまた女性のほうが暇に任せて足繁く山に通っている所為か・・・
道中、ミヤマカタバミの白い花が笑っているようだった。
ぜんまいもちょうど摘み頃で、採集目的で山に入っている人もあるようだ。

藤原山荘【写真】人で百花繚乱の藤原山荘

8合目までくると、聖宝寺からの裏コースと合流している。
この辺りから福寿草の花が見られるようになり、高度を上げるにつれ一面黄色い絨毯を敷き詰めたような場所にも遭遇した。
首からぶら下げた一眼レフカメラのシャッター音があちこちで聞かれ始める。
他にもアマナやキクザキイチゲの白花や紫花にも出会うことができ、写真を撮るのに忙しく、知らぬ間に藤原山荘に着いてしまったという按配であった。
時間はまだ11時だというのに、お弁当を広げた登山者でごった返しており、休憩もそこそこに山頂に向かう。

 

藤原岳山頂【写真】藤原岳山頂

山荘からは笹藪にもぐって両手で笹をかき分けかき分け、やっとこさ20分程度で頂上につく。頂上はご覧のとおり(^-^;;;
少ないスペースを陣取り、昼食もそこそこに下山する。
下りは聖宝寺へのコースをとるが、これは正解であった。
こちらから登ってくる人は一様に口をそろえて、しんどいを連発していたからだ。時には素直にガイドブックに従ってみるものだ(^-^ゞ 

■藤原岳コース上で出合ったお花
アマナ キクザキイチゲ コシノコバイモ? カタクリ 鈴鹿で最高峰の御池岳

ワンポイントアドバイス

<参考コースタイム>

◆藤原岳

西藤原駅(1時間30分)8合目の分岐点(40分)藤原山荘(20分)頂上(20分)藤原山荘(30分)8合目の分岐点
(60分)聖宝寺
往き 2時間30分
下り 1時間50分

◆登山形式:往復登山

<見所>

藤原山荘から一気に視界が広がる。北西には鈴鹿の最高峰の御池岳、南には姿かたちの良い竜ヶ岳や鈴鹿セブンマウンテンの峰々が一望できる。また、ここから眺めるササ海原も見事である。
お花は、2〜3月頃から月代わりで違った種類の花が楽しめるらしい・・・

<注意点>

聖宝寺からの裏コースは、傾斜も急で足元もたよりないので結構きつい。登りよりは下りにとったほうがよいかも・・・

<アプローチ>

マイカーなら、国道21号線を利用し関ケ原市内を通って、R365号線を四日市方面へ南下すれば西藤原駅の案内標識がでてくる。鉄道利用なら三岐鉄道の終点、西藤原駅で下車する。


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