登山日記
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■高賀山(1224m) 平成13年2月11日(日) 曇り

 

不動岩屋【写真】 二段重ねの不動岩屋

買ったばかりのスノーシューの履き心地を体験するために1m以上の積雪が見込まれる高賀山に白羽の矢をあてる。
高賀山は、岐阜市内から1時間程のアプローチで行けるので、舟伏山と同様一年を通して岐阜市民に人気がある。
今回はピークハントが目的ではないので、高賀の森公園の登山口ではなく、少々いんちきして車ででこぼこの林道を突っ走り、標高600mのあずま屋から登ることにした。

出発地点には期待していたほどの雪はなく「おい、おい(~~;)」という感じだったが、標高を上げていくにつれ凍結した登山道に何度も滑りそうになる。そろそろアイゼンが必要かな?と感じ始めた頃不動岩屋に到着!
スタートからここまで約1時間。汗びっしょりである。

 

雪原を歩く【写真】 稜線上の雪原を歩く

この岩屋から、ぐっと積雪量が増え、スノーシューの威力を試してみることに・・・
初めて、バインディングに足を通すときにはやっぱ心が弾む(^-^)装着も思ったほど手間取らなかった。
さっそく、階段状のラッセル跡をたどり、クランポンの鋭い爪を効かせてリズミカルに登っていく。初めのうちは調子よかったが、足さばきに慣れていないせいか、早くも疲れてしまった(~~;)ラッセルの跡幅がスノーシューの片足分しかないため、前後に足を運ばなければいけないのでスノーシュー同士がぶつかってしまい、なかなかうまくいかない。
また1時間たっぷり汗をかいて御坂峠(標高1075m)に到着!

高賀山頂上【写真】高賀山頂上(積雪1.5m)

峠からは、いよいよスノーシュー本来の楽しみが味わえる雪原に入る。つぼ足にはまらないよう、誰も踏み込んでいない真っ白なフィールドをゆっくり、ゆっくり歩いてみる。
「う〜ん、いい感じだ!」
稜線上ではこころゆくまで景色を楽しみながら歩くことができる。つぼ足にはまって苦労している登山者のパーティが、すれ違うたびに好奇の目で眺めていく(^-^)
「じゃあねぇ、お先にぃ・・・」と思わず顔がほころんでしまう。
多少、足を開き気味に、前に前に足を出すようにして歩くと、うまくいくことがだんだんわかってきた。ポールもあったほうが歩きが安定する。足が深くもぐる雪質では、かかとから着地するようにし、後ろ側の足を抜く時は、つま先を前足のトレースのへこみへすすめていくと足が抜きやすくなる。
40分ほどで、眺望がイッキに開けた高賀山頂上に到着!! 


ワンポイントアドバイス

<参考コースタイム>

あずまやの駐車場(50分)不動岩屋(55分)御坂峠(40分)高賀山頂上(90分)駐車場

往復:4時間(無雪期の参考にはならない)
◆登山形式:往復登山

<見所>

高賀山頂上からは高賀三山といわれる瓢ガ岳、今淵ガ岳や奥美濃の山々、御岳、乗鞍岳の展望が見事である。

<注意点>

御坂峠まで林道がきているので、無雪期にはちょっとがっかりするかもしれないが、厳冬期は通行できないので登山口から登るしかない。冬山装備にはアイゼン、ピッケルは必携。

<アプローチ>

バスの便が悪いのでマイカー利用が便利。高富街道256号線をひたすら北上する。洞戸村に入り、道の駅「ラスティン洞戸」を通り過ぎて、しばらく走ると高賀神社へ行く橋が右手に見えてくる。橋を渡れば後は道ナリ。
標識もしっかりしているので迷うことはない。


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