登山日記
登山日記のメニューへ

■竜ヶ岳(1099.6m) 平成12年11月25日(土) 曇り

 

ゆったりとした竜ヶ岳の山容【写真】 ゆったりとした竜ヶ岳の山容

朝から曇っていたが、すでに足は山の方角に向いていたため、鈴鹿セブンマウンテンのひとつ「竜ケ岳」に行った。
宇賀渓の駐車場に車を止め、登りは裏道コースといわれるホタガ谷をとる。宇賀渓キャンプ場にかかる青い橋を渡り、しばらく林道を歩いていくと登山口に出る。登山道に沿って渓流が流れておりいくつもの小滝を観ることができる。
途中分かれ滝の木橋のところで熱いコーヒーを飲み、冷えた体に活を入れる。
しばらくは紅葉真っ盛りの樹林帯の中を進んでいくと、樹林帯の切れた辺りから今度は笹原の登りになる。これが結構きつい。ハーハー言って登り切ると稜線に出る。
竜ヶ岳の山容が目に飛び込んでくるが、その姿は恵那山のようになだらかでやさしい。頂上に向かって歩いていくと、いくつものコースが笹原の稜線上に凹上にへっこんで見えた。
稜線上の笹薮の中をひたすら歩いていくと、やっと最後の登りになる。

竜ヶ岳

【写真】 笹原に囲まれた山頂

頂上は禿山である。
無線の通信機を持ち込んだ若者の声がひどく場違いなように感じられた。
頂上で暖かい日差しを浴びながら軽く食事を楽しむ。
下りはヨコ谷を選ぶ。




笹原に囲まれた山頂からは鈴鹿山系が一望

【写真】笹の海原から美しい鈴鹿山系を眺める

ところがこのコースはほとんどサバイバルコースで急斜面の直滑降あり、角度90度の32段の鉄梯子あり、渓流渡りでびしょびしょあり〜の、人っ子ひとり出会わない、と恐ろしく心もとないコースで泣けそうだった(--;)
やっとの思いで長尾滝に出る。
宇賀渓随一の長尾滝はさすが勢いがあり、滝壷の深さも相当なものだった。
この辺りでちょっと道に迷い、日が暮れてきたのもあって恐ろしくなってしまったが、なんとか無事宇賀渓キャンプ場まで戻ることができた。

 

ワンポイントアドバイス

<参考コースタイム>

宇賀渓駐車場(15分)登山口(1時間)分かれ滝(30分)遠足尾根分岐(25分)竜ヶ岳 (1時間5分)長尾滝(30分)登山口
登りの時間 2時間10分
下りの時間 1時間35分

◆登山形式:周回登山

<見所>

宇賀渓随一の長尾滝は勢いも滝壷の水も相当なもの。また、11月頃は紅葉もきれいなので山登りと目の保養と両方楽しむことができる。

<注意点>

コースはいろいろあるが、初心者は登山者の多いホタガ谷コースを選んだほうが無難。

<アプローチ>

岐阜から行くならマイカーが便利!関が原インターから少し大垣方面に戻り、牧田の交差点を右折し、国道365号線をひたすら南下し宇賀渓を目指す。東名阪を利用するなら四日市インターをでて湯ノ山温泉のほうに向かい、途中国道306号線にぶつかったら右折・北上し宇賀渓を目指す。


登山日記のメニューへ