登山日記
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■舟伏山(1040m) 平成12年11月12日(日) 晴れ

 

舟をひっくり返したような舟伏山【写真】 舟をひっくり返したような舟伏山

美山町谷合から神崎川を車で北上する。
次第に、道幅がだんだん狭くなり、前から車がきたら立ち往生するのではないかと心細くなってくる。
神崎集落を過ぎた頃、左手に夏坂谷林道のゲートが見えてくる。
雪が降るとこのゲートは閉められるので登山口まで歩かなくてはならなくなる。
林道の狭い道を左手に川を見ながら、ゆっくり走っていくと、そのどんづまりに登山口がある。
駐車場も整備されており20台はゆうに止められそうだ。
トイレも完備され舟伏山の概念図が書かれた案内板も立っている。
薄暗い登山道に足を踏み入れ、杉の人口林の急登をゆっくりとしばらく登る。春に来たりしたら花粉症がひどくなりそうな登山道だ。案の定、鼻がむずむずしてきた。

 

 

 

燃えるような黄葉・紅葉の中をスキップしながら歩くのもまた楽し(^-^)【写真】 燃えるような黄葉・紅葉の中をスキップしながら歩くのもまた楽し(^-^)

尾根を目指してしばらく歩いていくと鞍部(桜峠)につく。休憩地になっているがそのまま通り過ぎる。
そこから雑木林の急登がしばらく続き、ほどなくみのわ平(標高780m)に着く。
春には一面のカタクリの花が斜面を埋め尽くすそうな。
林を抜けると、前方に舟伏山が見えてくる。 辺り一面は紅葉・黄葉で燃えるように明るい。残り数キロを足早にかせいで舟伏山頂上に到着!

 

 

 

【写真】 頂上は木々が伐採されていて見晴らしはよい

すでに数組の先客あり。
頂上は回りの木々が伐採されて、ごりっぱな概念図の案内板もあり人工的な感じは否めないが眺望は非常によい。
軽くお昼を取り、早々に小舟伏山に向かう。このあたりはカルスト地形で石灰岩でできており化石もたくさん発見されるそうだ。
実際に大きな巻貝の化石を見つけたという人の話も聞いた。
足元に注意を払いながら歩いたが、それらしきものは一つも見つからず。
復路はなだらかで、途中岩清水の音を聞きながら往路とは違った景観を満喫しつつ「あいの森」へ下山した。

 


ワンポイントアドバイス

<参考コースタイム>

登山口(45分)みのわ平(45分)舟伏山頂上(10分)小舟伏山(50分)あいの森 (5分)駐車場
登りの時間 90分
下りの時間 65分

◆登山形式:周回登山(単独)

<見所>

静かな森の中を歩いているだけでほっとする。また、11月頃は紅葉・黄葉もきれいである。

<注意点>

冬場は夏坂谷林道のゲートが閉められるので、林道をひたすら登山口まで歩くしかない。 雪の舟伏山は感動的だが、体力・装備・天候等万全の対策が必要である。 また、春山に入山して道に迷い込み、ヘリコプターによる救助が昨年あった。単独登山は慎んだほうがよいかも。

<アプローチ>

岐阜市内を抜け、長良橋を北に渡り、高富街道を北上する。途中、国道418号線で美山町谷合を経て、神埼川をさらに北上する。神崎集落のはずれで夏坂谷林道のゲートを入ると あとは道なりに登山口まで進む。


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