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日帰り登山では、まずそういう目にあわないよう、
早めに下山することが肝心です。
何かの理由で、どうしても山で一夜を過ごさなければ
ならなくなったとしたらどうしたらいいのか?

早めに判断する
くなってしまってからではなく、早めの判断が必要です。
次に、どんな状況になっても
あわてないことです。春から秋山、冬でも雪のない低山なら持ってるウエアを全部着込めば十分一晩に耐えられます。

ヘッドランプは必携!!
が暮れてくると、ヘッドランプなしでは何の行動もできません。どんな山でも必ず電池と電球のスペアも一緒に持っていきます。なお、気温が下がるととたんに電池の性能が極端に落ちることも覚えておくこと!

平らな場所を確保し、保温する
バークする場所は、雨風があたらず、落石の危険のない平らな場所を選びます。場所が決まったら持っているウェアを全部着込み、空っぽになったザックをお尻にひくか、又はザックのなかに足を入れて保温します。もし着ているものが雨などで濡れていたら乾いたものに着替えて、濡れたものを乾かします。
<その他の保温方法>
  • 新聞紙をセーターの中に入れ身体に巻きつける
  • スーパーの袋を頭から被る
  • 枯れ木や枯葉を下に敷く

水はまとめて管理する
動食や非常食は一度に食べず小分けして食べます。また水が一番貴重品なので全員の水を一元管理して必要に応じて使います。体が冷えた時に温かいものを飲むと元気がでるのでガスコンロやコッフェル(金属製のカップ)もいつもザックの中に持っているとよい。

ライター、マッチ、ろうそくも必携
明けを待つ間、気温がぐっと下がった場合には、暖を取る必要があります。風の強い場所や雨が降っているとマッチは役に立たず、ライターは気温が低いと着火しにくいので両方携行しているほうがいいでしょう。
また、緊急避難小屋やテントの中では
ロウソクが1本あるだけで、精神的にも落ち着きます
小さな焚き火をするには、着火剤として
新聞紙や牛乳パックなどを持っていると便利。

携帯電話は強い味方!
い2〜3年前なら山で携帯電話の呼び出し音が鳴っただけで軽蔑の眼差しを一斉に受けたものですが、今や携帯電話は山ヤにとっては生死を分ける三大神器ともいえます。
予測できない事態が起こり下山できなくなった場合には、家族に連絡を入れておくと安易に捜索願がだされなくてもすみます(ただし樹林帯ではつながらないことが多い)

最近では、携帯電話による安易な救助の要請が問題にもなっていますが、山に登る以上、非常時以外は自力下山が原則です!


ワンポイントアドバイス

ツエルトツェルトをザックの中に常備しておく

ツェルトとは不時の露営に用いる軽量で小形のテントのこと(ポールがないテントと思えばよい)で、頭から被って使うと暖かく夜露をしのぐことができます。また、両サイドをひもで木の枝からつるすとテント型にもなります(図参照)。たたむと軽量コンパクトになり重荷にもならないので、山で死にたくないなら携行すること!!


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